カテゴリ: Kotlin 更新日: 2026/05/24

Kotlinで定型業務を自動化!初心者でもわかるファイル一括リネームスクリプト作成

Kotlinで定型業務を自動化!ファイルの一括リネームスクリプト作成
Kotlinで定型業務を自動化!ファイルの一括リネームスクリプト作成

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「パソコンにあるファイルの名前を全部変更したいときって、ひとつずつ手作業で変えるしかないんですか?」

先生

「実は、プログラムを使えばファイル名を自動でまとめて変更できます。これをファイルの一括リネームといいます。」

生徒

「自動で変更できるんですか?それは便利ですね。どんなプログラムを使うんですか?」

先生

「今回はKotlinを使って、CLIツールやスクリプトとして使えるファイル一括リネームツールを作ってみましょう。定型業務の自動化や作業効率化にとても役立ちます。」

生徒

「難しそうですが、初心者でもできますか?」

先生

「基本から順番に説明するので大丈夫です。Kotlinのファイル操作とスクリプトの使い方を一緒に学びながら作っていきましょう。」

1. Kotlinで定型業務を自動化するとは

1. Kotlinで定型業務を自動化するとは
1. Kotlinで定型業務を自動化するとは

KotlinはAndroid開発で有名なプログラミング言語ですが、CLIツールやスクリプト作成にもとても向いています。CLIとはコマンドラインインターフェースの略で、黒い画面でコマンドを入力して操作する仕組みです。

例えば次のような作業は、日常業務でよく発生します。

  • 写真ファイルの名前をまとめて変更する
  • ログファイルの名前に日付を追加する
  • 大量のファイル名の形式を統一する

これを手作業で行うと時間がかかり、ミスも発生しやすくなります。しかしKotlinでスクリプトを書けば、数百個のファイルでも一瞬で処理できます。

このように同じ作業を繰り返す業務を定型業務と呼びます。プログラムで自動化することで作業効率が大きく向上します。

2. Kotlinでファイル操作を行う基本

2. Kotlinでファイル操作を行う基本
2. Kotlinでファイル操作を行う基本

まずはKotlinでファイルを扱う基本を理解しましょう。KotlinではFileクラスを使うことで、ファイルやフォルダを簡単に操作できます。

Fileクラスとは、パソコンのファイルやフォルダをプログラムから操作するためのクラスです。クラスとは、機能をまとめた設計図のようなものです。

次のプログラムは、指定したフォルダのファイル一覧を取得する例です。


import java.io.File

fun main() {
    val folder = File("sample")

    val files = folder.listFiles()

    files?.forEach {
        println(it.name)
    }
}

このプログラムでは、sampleフォルダの中にあるファイル名をすべて表示します。


image1.jpg
image2.jpg
image3.jpg

このようにKotlinでは数行のコードでファイル一覧を取得できます。これがファイル操作の基本になります。

3. Kotlinでファイル名を変更する方法

3. Kotlinでファイル名を変更する方法
3. Kotlinでファイル名を変更する方法

次にファイル名を変更する方法を学びましょう。KotlinではrenameToというメソッドを使うことで、ファイル名を変更できます。

メソッドとは、特定の処理を行う機能のことです。例えばrenameToはファイル名を変更する処理を持っています。

次の例では、old.txtというファイルをnew.txtに変更します。


import java.io.File

fun main() {

    val oldFile = File("old.txt")
    val newFile = File("new.txt")

    oldFile.renameTo(newFile)

    println("ファイル名を変更しました")
}

このプログラムを実行すると、old.txtというファイル名がnew.txtに変更されます。たった数行でファイル名を変更できるのがKotlinの便利なところです。

4. Kotlinで複数ファイルを一括リネームする

4. Kotlinで複数ファイルを一括リネームする
4. Kotlinで複数ファイルを一括リネームする

ここからが本題です。フォルダ内のファイルをすべてまとめてリネームするスクリプトを作ってみましょう。

例えば次のようなファイルがあるとします。


photo.jpg
photo2.jpg
photo3.jpg

これを次のような名前に変更したいとします。


image_1.jpg
image_2.jpg
image_3.jpg

Kotlinでは次のようなプログラムで実現できます。


import java.io.File

fun main() {

    val folder = File("images")

    val files = folder.listFiles()

    var index = 1

    files?.forEach { file ->

        val newName = "image_" + index + ".jpg"

        val newFile = File(folder, newName)

        file.renameTo(newFile)

        index++
    }

    println("一括リネームが完了しました")
}

このプログラムはフォルダ内のファイルを順番に読み込み、番号を付けて新しいファイル名に変更します。数百個のファイルでも一瞬で処理できます。

5. 日付を追加するリネームスクリプト

5. 日付を追加するリネームスクリプト
5. 日付を追加するリネームスクリプト

実務ではファイル名に日付を追加したいことも多くあります。例えばログファイルやバックアップファイルなどです。

次のプログラムでは、ファイル名の前に日付を追加します。


import java.io.File
import java.time.LocalDate

fun main() {

    val folder = File("logs")

    val today = LocalDate.now()

    folder.listFiles()?.forEach { file ->

        val newName = today.toString() + "_" + file.name

        val newFile = File(folder, newName)

        file.renameTo(newFile)
    }

    println("日付付きリネームが完了しました")
}

実行すると次のようなファイル名になります。


2026-03-13_log.txt
2026-03-13_error.txt

このようなスクリプトはバックアップ処理やログ管理などの業務自動化にとても役立ちます。

6. 特定の拡張子だけリネームする方法

6. 特定の拡張子だけリネームする方法
6. 特定の拡張子だけリネームする方法

フォルダの中にはさまざまなファイルがあるため、特定の拡張子だけ処理したいことがあります。

拡張子とはファイル名の最後にある文字で、jpgやtxtなどの種類を表す部分です。

Kotlinでは条件分岐を使うことで特定のファイルだけ処理できます。


import java.io.File

fun main() {

    val folder = File("images")

    folder.listFiles()?.forEach { file ->

        if (file.extension == "jpg") {

            val newName = "photo_" + file.name

            val newFile = File(folder, newName)

            file.renameTo(newFile)
        }
    }

    println("jpgファイルだけリネームしました")
}

このプログラムではjpgファイルだけ名前を変更します。pngやtxtなど他のファイルには影響しません。

このように条件を組み合わせることで、業務に合わせた柔軟なファイル処理が可能になります。

Kotlinを基礎からしっかり学びたい人や、 Java経験を活かしてモダンな言語にステップアップしたい人には、 定番の入門書がこちらです。

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まとめ

まとめ
まとめ

Kotlinによるファイル一括リネーム自動化の振り返り

この記事では、Kotlinを使ってファイル名を自動で変更する方法について学びました。パソコンで作業をしていると、同じような操作を何度も繰り返す定型業務が発生します。特にファイル名の変更作業は多くの現場で発生する作業の一つです。写真管理、ログ管理、バックアップファイルの整理、データファイルの整理など、さまざまな場面でファイル名の統一や整理が必要になります。

しかし、手作業でファイル名を一つずつ変更する方法では、時間がかかるだけでなく入力ミスも発生しやすくなります。数十個程度ならまだしも、数百個から数千個のファイルになると、人の手で作業するのは非常に大変になります。このようなときに役立つのがKotlinを使ったファイル操作の自動化スクリプトです。

KotlinはAndroid開発で有名なプログラミング言語ですが、コマンドラインツールやスクリプト作成にも非常に適しています。Javaと互換性がありながらも、コードが簡潔で読みやすいという特徴があります。そのため、ファイル操作やデータ処理などの自動化スクリプトを作る際にもとても便利な言語です。

Kotlinの標準ライブラリにはFileクラスが用意されており、これを利用することでフォルダ内のファイル一覧取得、ファイルの読み込み、ファイルの移動、そしてファイル名変更などを簡単に実装できます。今回紹介したrenameToメソッドを使うことで、プログラムから安全にファイル名を変更することができます。

また、フォルダ内のファイルを処理する場合にはlistFilesメソッドを利用します。このメソッドを使うことで、指定したフォルダ内のファイル一覧を取得し、forEachを使って順番に処理することができます。これによって、大量のファイルを自動で処理する一括リネームスクリプトを作ることが可能になります。

実務でよく使われるファイルリネーム処理には、番号付きリネーム、日付付きリネーム、拡張子フィルタリネームなどがあります。番号付きリネームは写真や資料の整理によく使われます。日付付きリネームはログ管理やバックアップ管理で活用されます。拡張子フィルタは特定の種類のファイルだけ処理したい場合に便利です。

Kotlinの条件分岐や文字列操作を組み合わせることで、業務に合わせた柔軟なリネームツールを作成することができます。例えば拡張子によるフィルタリング、ファイル名の置換、連番の追加、日付の付与などを組み合わせることで、より高度なファイル整理ツールを作ることも可能です。

さらにKotlinはCLIツールとして配布することもできます。作成したプログラムをJARファイルとしてビルドすれば、コマンドラインから実行できるツールとして利用できます。チームで共有すれば、同じファイル整理ルールを簡単に適用することもできます。

日常業務の効率化という観点でも、Kotlinによる自動化スクリプトは非常に有効です。手作業で行っていたファイル整理やファイル名変更をプログラム化することで、作業時間を大幅に削減することができます。さらに人為的なミスも減らすことができるため、作業品質の向上にもつながります。

今回紹介した内容は、Kotlinによるファイル操作の基本的な部分ですが、この知識を応用することでさまざまな自動化ツールを作ることができます。例えばログ整理ツール、画像整理ツール、バックアップ整理ツール、データファイル管理ツールなど、実務で役立つツールを作ることが可能です。

Kotlinのスクリプト機能を活用すれば、小さなツールを素早く作ることもできます。定型業務を見つけたら、その作業を自動化できないか考えてみることが大切です。プログラミングの力を活用することで、日々の業務をより効率的に進めることができます。

サンプルプログラムの振り返り

最後に、この記事で学んだファイル一括リネームの基本をまとめたサンプルプログラムを確認してみましょう。このプログラムでは、フォルダ内のjpgファイルに連番を付けてリネームします。


import java.io.File

fun main() {

    val folder = File("images")

    var index = 1

    folder.listFiles()?.forEach { file ->

        if (file.extension == "jpg") {

            val newName = "image_" + index + ".jpg"

            val newFile = File(folder, newName)

            file.renameTo(newFile)

            println(file.name + " を " + newName + " に変更しました")

            index++
        }
    }

    println("ファイル一括リネーム処理が完了しました")
}

このようなプログラムを作成することで、大量のファイル名変更作業を自動化することができます。Kotlinによるファイル操作スクリプトは、シンプルなコードで強力な自動化を実現できるのが大きな魅力です。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

ファイル名を一つずつ変更するのは大変だと思っていましたが、Kotlinでスクリプトを書けば自動で処理できるんですね。数百個のファイルでも一瞬で終わるのはすごいです。

先生

その通りです。プログラミングの大きな目的の一つは、繰り返し作業を自動化することです。KotlinのFileクラスを使えば、フォルダ内のファイル取得やファイル名変更を簡単に実装できます。

生徒

listFilesでファイル一覧を取得して、forEachで順番に処理する仕組みがよく分かりました。renameToを使えばファイル名変更も簡単にできるんですね。

先生

そうですね。さらに条件分岐を使えば、特定の拡張子だけ処理することもできます。jpgファイルだけ変更する、ログファイルだけ処理するなど、業務に合わせたツールを作ることができます。

生徒

日付を追加するリネーム処理も便利そうですね。ログ管理やバックアップ管理でも役立ちそうです。

先生

その通りです。Kotlinで作ったスクリプトはCLIツールとしても利用できるので、業務効率化や定型作業の自動化にとても役立ちます。今回の内容を応用すれば、さまざまなファイル整理ツールを作れるようになります。

生徒

KotlinはAndroidアプリだけでなく、業務自動化やファイル管理ツールにも使えるんですね。もっといろいろなスクリプトを作ってみたくなりました。

先生

とても良い考えです。プログラミングは実際にツールを作りながら学ぶと理解が深まります。ぜひKotlinを使って日常業務の自動化やファイル整理ツールを作ってみてください。

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