Go言語のforループの基本!繰り返し処理の書き方をマスターしよう
生徒
「Go言語っていうプログラミング言語を勉強しはじめたんですけど、繰り返し処理ってどうやるんですか?」
先生
「Go言語では、forループを使って繰り返し処理を書くことができます。何回も同じことをしたいときにとても便利ですよ。」
生徒
「ループっていうのは何回も繰り返すってことですよね?具体的にどう書くんですか?」
先生
「それでは、Go言語のforループの基本的な使い方をわかりやすく解説していきましょう!」
1. forループとは?Go言語での基本的な繰り返し処理
Go言語(Golang)では、同じ処理を何度も繰り返したいときにfor文(フォーループ)を使います。たとえば「挨拶を5回表示する」「数を1つずつ増やしていく」といった場面で力を発揮します。
繰り返し処理とは、コンピューターに「同じ作業をまとめて繰り返してね」とお願いするしくみです。もしプログラマーが毎回手で書いたら、ミスが起きたり、コードが不要に長くなってしまいます。そこで便利なのがfor文です。
まずは、とてもシンプルなイメージを見てみましょう。
for i := 0; i < 3; i++ {
fmt.Println("練習中です")
}
この短いコードだけで、「練習中です」という文字が3回表示されます。人間が3行書かなくても、コンピューターが繰り返してくれるわけです。繰り返しができると、プログラムは一気に便利になります。「10回」「100回」「1000回」でも同じ書き方で済むため、ゲーム、データ処理、数字計算など、いろいろな場面で欠かせない機能です。
2. Go言語のfor文の基本的な書き方
Go言語のfor文は、初期化・条件・後処理の三つをセミコロンで区切って書くのが基本形です。はじめての方は「最初に準備」「続けるか判定」「1回ごとの片づけ」と覚えると理解しやすくなります。
for i := 0; i < 5; i++ {
fmt.Println("こんにちは")
}
このコードは「こんにちは」を5回表示します。
i := 0:最初に作るカウンター。0から数え始めます(初期化)。i < 5:この条件がtrueの間だけ繰り返します(条件)。i++:1回終わるたびにiを1増やします(後処理)。
カウンターの範囲とスコープを意識しよう
iはこのfor文の中だけで使える一時的な変数です。外側に影響しないので、小さな数え上げに向いています。回数を変えたいときは、条件の5を目的の回数に合わせて書き換えればOKです。
回数や増え方を変える例
2ずつ増やしたい、逆向きに数えたいなど、後処理を書き換えるだけで柔軟に調整できます。
// 0,2,4 と3回まわす
for i := 0; i < 5; i += 2 {
fmt.Println(i)
}
// 5,4,3,2,1 と逆向きに数える
for i := 5; i > 0; i-- {
fmt.Println(i)
}
「何回」「どこからどこまで」「どう増減させるか」をはっきり書けるのが、基本形の強みです。まずはこの書き方で、回数指定の繰り返しに慣れていきましょう。
3. fmtパッケージで出力する
fmt.Println()は、「プリント・ライン」と読みます。画面に文字を表示するときに使います。
import "fmt"
func main() {
for i := 0; i < 5; i++ {
fmt.Println("こんにちは", i)
}
}
このコードを実行すると、以下のような結果が表示されます。
こんにちは 0
こんにちは 1
こんにちは 2
こんにちは 3
こんにちは 4
4. 条件だけのfor文(無限ループ)
forの中に何も書かないと、ずっと同じ処理を繰り返す無限ループになります。
for {
fmt.Println("止まりません…")
}
このコードを実行すると、画面に「止まりません…」が何度も表示され続けます。
止めるには、Ctrl+Cキーで手動で停止します。
5. 条件式だけを書くfor文
次のように、スタートと増やす部分を省略して、条件だけを書くこともできます。
i := 0
for i < 3 {
fmt.Println("カウント", i)
i++
}
この書き方でも、3回「カウント」が表示されます。
カウント 0
カウント 1
カウント 2
6. Go言語のforループでよくある間違い
初心者がよくする間違いを紹介します。
- i++を忘れる:カウントが増えないので、ループが終わりません。
- 条件が間違っている:
i > 5など、条件が初めからfalseだと1回も実行されません。 - 無限ループになる:条件を忘れると止まりません。
このようなときは、コードをゆっくり読み直して、1つずつ確認しましょう。
7. forループで数の合計を求めてみよう
1から10までの合計を計算するコードです。for文の理解に役立ちます。
sum := 0
for i := 1; i <= 10; i++ {
sum += i
}
fmt.Println("合計は", sum)
合計は 55
sum += iは「sumにiを足して、結果をsumに入れる」という意味です。
8. 配列(リスト)とforループの組み合わせ
Go言語では、配列(リストのようなもの)をforで1つずつ取り出して使うこともできます。
fruits := []string{"りんご", "バナナ", "みかん"}
for i := 0; i < len(fruits); i++ {
fmt.Println(fruits[i])
}
りんご
バナナ
みかん
len(fruits)は、リストの長さ(この場合は3)を意味します。
まとめ
Go言語のforループは、初心者が最初に身につけると便利な基本構文のひとつです。繰り返し処理を正しく書けるようになると、同じ処理を何度も書かなくてもよくなり、プログラムの見た目もすっきりします。たとえば、画面に同じ言葉を表示したり、数字を数えたり、配列の中身を順番に取り出したり、実際の開発でもよく使われる考え方です。特にGo言語はforだけで繰り返しを表現できるため、考え方をひとつ理解しておくと応用がしやすくなります。
はじめのうちは「i++を忘れてしまう」「条件を書き間違えてしまう」といった小さなミスが起きがちです。ですが、繰り返しの流れを意識しながら書くと迷わなくなります。スタートの値、終わりの条件、カウントを増やす部分、この三つを丁寧にそろえておけば、シンプルでも読みやすい処理が書けます。とても基本的ですが、何度も使う大切な考え方なので、少しずつ自分の書き方に慣れていくとよいでしょう。
forループを使った小さなサンプル
配列の要素を順番に取り出して表示する処理は、Go言語ではとてもよく使われます。次のような書き方です。
package main
import "fmt"
func main() {
names := []string{"たろう", "はなこ", "じろう"}
for i := 0; i < len(names); i++ {
fmt.Println("なまえ:", names[i])
}
}
配列やスライスを扱うときに、len()で長さを取り、その数だけくり返す発想はとても役立ちます。Go言語を使うと、シンプルな書き方でまとめることができます。内容をひとつずつ取り出す処理は、ゲームのスコア、商品の一覧、データの更新など、いろいろな場面で役に立つ技術です。
数の合計を出すforループ
数字を足し合わせる処理も、よく使われるパターンです。たとえば「1から10までの合計を出す」ような処理は、次のように書けます。
package main
import "fmt"
func main() {
total := 0
for i := 1; i <= 10; i++ {
total += i
}
fmt.Println("けっか:", total)
}
足し合わせの処理をひとつずつ書く必要はなく、for文の中で繰り返して自動計算できます。こうした書き方に慣れておくと、値の合計や統計処理、条件ごとに数字を数える処理など、多くの応用ができるようになります。
forループの考え方を活用するために
forループはシンプルに見えますが、とても奥が深い書き方です。条件だけでくり返す書き方や、無限ループで続けながら途中で止める書き方など、必要に応じて形を変えられます。配列や数値の処理に限らず、入力チェック、画面表示、通信処理など、さまざまな場面で活躍します。実際に手を動かしていると、「ここはくり返しにできそうだ」と気付けるようになるため、まずは小さな例から試してみるのがおすすめです。
生徒
「for文って思っていたよりかんたんなんですね。毎回同じ式を書くより便利だと感じました。」
先生
「そうですね。くり返し処理は、どんなプログラミングにも出てくる大切な考え方なんですよ。」
生徒
「無限ループはちょっとこわいですけど、条件をしっかり書いておけば安心ですね。」
先生
「そのとおりです。スタート、条件、カウント、この三つを落ち着いて揃えれば大丈夫ですよ。少しずつ慣れていけば、配列の処理や合計の計算も自然に書けるようになります。」
生徒
「次はもっと複雑な繰り返しにも挑戦してみたいです!」
先生
「いいですね。forループを使いこなせれば、Go言語のプログラムがさらに楽しくなりますよ。」