カテゴリ: Go言語 更新日: 2025/06/12

Go言語プログラムの基本構造を学ぼう!初心者が覚えるべき文法とは?

Go言語プログラムの基本構造を学ぼう!初心者が覚えるべき文法とは?
Go言語プログラムの基本構造を学ぼう!初心者が覚えるべき文法とは?

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Go言語って聞いたことあるけど、どうやってプログラムを書くの?」

先生

「いい質問ですね。Go言語はシンプルで覚えやすく、初心者にもおすすめのプログラミング言語です。まずは、Goの基本的なプログラム構造から学んでいきましょう。」

生徒

「お願いします!全くの初心者なんですが、分かりますか?」

先生

「もちろんです。プログラミングが初めての方でも分かるように、ゆっくり説明していきますね。」

1. Go言語の基本構造とは?

1. Go言語の基本構造とは?
1. Go言語の基本構造とは?

Go言語(読み方:ゴー言語)は、Googleが開発したプログラミング言語で、簡単な文法で効率よくプログラムを書くことができます。

まずは、Go言語の「最も基本的なプログラム構造」について見てみましょう。これはGoでどんなプログラムを書くときでも基本となる形です。

以下が、Hello World(ハローワールド)と呼ばれる、画面に「Hello, World!」と表示するだけの最小プログラムです。


package main

import "fmt"

func main() {
    fmt.Println("Hello, World!")
}

2. 各部分の意味を詳しく解説

2. 各部分の意味を詳しく解説
2. 各部分の意味を詳しく解説

上のコードを見ても、初心者の方には「何が何だか分からない」と感じるかもしれません。ここからは、1行ずつ丁寧に説明していきます。

2.1 package main

Go言語では、プログラムの最初に必ず「パッケージ(package)」を宣言します。mainというのは「このファイルは実行するためのメインのプログラムです」という意味になります。

2.2 import "fmt"

importは「読み込む」という意味の英語で、fmt(エフエムティー)は文字や数字を表示するための「標準ライブラリ」と呼ばれる便利な道具箱です。

ここでは、文字列を画面に出力するためにfmtを読み込んでいます。

2.3 func main() { ... }

これはmain関数(メインかんすう)と呼ばれます。プログラムを実行するとき、一番最初に動く部分です。

funcは「関数(function)」の略で、「これから関数を書きますよ」という意味です。

2.4 fmt.Println("Hello, World!")

これは実際に「Hello, World!」という文字を表示する命令です。Printlnは「プリントライン」と読み、「一行表示してね」という意味です。

かっこの中に書かれた文字列(この場合は"Hello, World!")が画面に表示されます。


Hello, World!

3. セミコロン(;)がいらない?Go言語の特徴

3. セミコロン(;)がいらない?Go言語の特徴
3. セミコロン(;)がいらない?Go言語の特徴

多くのプログラミング言語では、1行ごとの終わりに;(セミコロン)をつけるのが普通ですが、Go言語では基本的に書かなくてもよいです。

これはGo言語の「自動セミコロン挿入機能」によって、自動的にセミコロンが補われるからです。初心者にも書きやすくなっています。

4. コメントでコードに説明をつけよう

4. コメントでコードに説明をつけよう
4. コメントでコードに説明をつけよう

プログラムには「これは何をしているのか」を書き添えることができます。それが「コメント」です。コメントは人間が読むための説明で、プログラムとしては実行されません。

Go言語では//を使って1行コメントを書くことができます。


// これはHello Worldを表示するプログラムです
fmt.Println("Hello, World!")

5. Go言語で文字を変えてみよう

5. Go言語で文字を変えてみよう
5. Go言語で文字を変えてみよう

表示する文字を変えてみましょう。たとえば、次のように書くと「こんにちは、Go!」と表示されます。


package main

import "fmt"

func main() {
    fmt.Println("こんにちは、Go!")
}

こんにちは、Go!

6. 大文字と小文字に注意しよう

6. 大文字と小文字に注意しよう
6. 大文字と小文字に注意しよう

Go言語では、大文字と小文字を区別します。たとえばPrintlnprintlnと書くと、別の意味になったりエラーが出たりするので注意が必要です。

7. Go言語の基本構造を覚えよう

7. Go言語の基本構造を覚えよう
7. Go言語の基本構造を覚えよう

もう一度、Go言語の基本的な構造を整理しましょう。

  • package main:プログラムの開始点
  • import:必要な道具を読み込む
  • func main():実行されるメインの処理
  • fmt.Println:文字や数値を表示する

この4つが、Go言語でプログラムを書くときの基本となる文法です。

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