Go言語プログラムの基本構造を学ぼう!初心者が覚えるべき文法とは?
生徒
「Go言語って聞いたことあるけど、どうやってプログラムを書くの?」
先生
「いい質問ですね。Go言語はシンプルで覚えやすく、初心者にもおすすめのプログラミング言語です。まずは、Goの基本的なプログラム構造から学んでいきましょう。」
生徒
「お願いします!全くの初心者なんですが、分かりますか?」
先生
「もちろんです。プログラミングが初めての方でも分かるように、ゆっくり説明していきますね。」
1. Go言語の基本構造とは?
Go言語(読み方:ゴー言語)は、Googleが開発したプログラミング言語で、簡単な文法で効率よくプログラムを書くことができます。
まずは、Go言語の「最も基本的なプログラム構造」について見てみましょう。これはGoでどんなプログラムを書くときでも基本となる形です。
以下が、Hello World(ハローワールド)と呼ばれる、画面に「Hello, World!」と表示するだけの最小プログラムです。
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Println("Hello, World!")
}
2. 各部分の意味を詳しく解説
上のコードを見ても、初心者の方には「何が何だか分からない」と感じるかもしれません。ここからは、1行ずつ丁寧に説明していきます。
2.1 package main
Go言語では、プログラムの最初に必ず「パッケージ(package)」を宣言します。mainというのは「このファイルは実行するためのメインのプログラムです」という意味になります。
2.2 import "fmt"
importは「読み込む」という意味の英語で、fmt(エフエムティー)は文字や数字を表示するための「標準ライブラリ」と呼ばれる便利な道具箱です。
ここでは、文字列を画面に出力するためにfmtを読み込んでいます。
2.3 func main() { ... }
これはmain関数(メインかんすう)と呼ばれます。プログラムを実行するとき、一番最初に動く部分です。
funcは「関数(function)」の略で、「これから関数を書きますよ」という意味です。
2.4 fmt.Println("Hello, World!")
これは実際に「Hello, World!」という文字を表示する命令です。Printlnは「プリントライン」と読み、「一行表示してね」という意味です。
かっこの中に書かれた文字列(この場合は"Hello, World!")が画面に表示されます。
Hello, World!
3. セミコロン(;)がいらない?Go言語の特徴
多くのプログラミング言語では、1行ごとの終わりに;(セミコロン)をつけるのが普通ですが、Go言語では基本的に書かなくてもよいです。
これはGo言語の「自動セミコロン挿入機能」によって、自動的にセミコロンが補われるからです。初心者にも書きやすくなっています。
4. コメントでコードに説明をつけよう
プログラムには「これは何をしているのか」を書き添えることができます。それが「コメント」です。コメントは人間が読むための説明で、プログラムとしては実行されません。
Go言語では//を使って1行コメントを書くことができます。
// これはHello Worldを表示するプログラムです
fmt.Println("Hello, World!")
5. Go言語で文字を変えてみよう
表示する文字を変えてみましょう。たとえば、次のように書くと「こんにちは、Go!」と表示されます。
package main
import "fmt"
func main() {
fmt.Println("こんにちは、Go!")
}
こんにちは、Go!
6. 大文字と小文字に注意しよう
Go言語では、大文字と小文字を区別します。たとえばPrintlnをprintlnと書くと、別の意味になったりエラーが出たりするので注意が必要です。
7. Go言語の基本構造を覚えよう
もう一度、Go言語の基本的な構造を整理しましょう。
- package main:プログラムの開始点
- import:必要な道具を読み込む
- func main():実行されるメインの処理
- fmt.Println:文字や数値を表示する
この4つが、Go言語でプログラムを書くときの基本となる文法です。