Go言語での変数名の付け方ガイド!わかりやすくミスを減らす命名規則とは
生徒
「Go言語でプログラミングを始めたいんですけど、変数の名前ってどうやって決めたらいいですか?」
先生
「いいですね!プログラミングでは変数名を適切につけることがとても大切なんです。わかりやすい名前をつけると、ミスも減って読みやすいコードになりますよ。」
生徒
「でも、何を基準に決めればいいのか、よくわかりません……」
先生
「それでは、Go言語での変数名の付け方について、基本から丁寧に解説していきましょう!」
1. そもそも変数って何?
変数とは、データを一時的に保存しておく「入れ物」のようなものです。例えば、リンゴを入れるかごに「apple」と名前をつければ、そのかごの中身を見たときに「あ、これはリンゴだな」とすぐにわかりますよね。
プログラミングでも同じように、データにわかりやすい名前をつけておくことで、後から見ても何のためのデータなのかがすぐに理解できるようになります。
2. Go言語での変数の宣言方法
Go言語では、変数を宣言するときにvarというキーワードを使います。基本の形はこちらです。
var 名前 型 = 値
例えば、整数型の「年齢」を表す変数は次のように書けます。
var age int = 25
このageが「変数名」です。英語で「年齢」を意味する単語を使っているので、とてもわかりやすいですよね。
3. わかりやすい変数名の付け方のコツ
変数名は、何のデータを扱っているかが一目でわかるようにするのがポイントです。以下のルールを意識しましょう。
- 意味のある英単語を使う(例:
name,price,isValid) - 短すぎず長すぎない(
xやdata123のような名前は避ける) - 英単語をつなぐときはキャメルケースにする(例:
userName,totalPrice)
キャメルケースとは、複数の単語をつなげるときに、2単語目以降の頭文字を大文字にする書き方です。
4. Go言語の命名規則と注意点
Go言語には、次のような命名ルールがあります。
- アルファベット、数字、アンダースコアが使える(ただし、先頭は数字にできません)
- 大文字で始めると外部公開(エクスポート)される
- 小文字で始めるとそのパッケージ内だけで使える
たとえば、次のように書くと、他のパッケージからも使える変数になります。
var UserName string = "Taro"
逆に、小文字で始めるとそのファイル内だけの変数になります。
var userName string = "Hanako"
5. よくあるミスと避けたい変数名
初心者にありがちなミスを紹介します。
- 意味のない名前(例:
aaa,temp1) - 長すぎて読みにくい(例:
thisIsTheNameOfTheUserWhoIsLoggedIn) - 省略しすぎ(例:
u、何のデータか分かりません)
また、Go言語ではintやstringのような予約語(あらかじめ言語で決められている単語)を変数名に使うことはできません。
6. 変数名に使えるおすすめの単語一覧
Go言語で使いやすい変数名の単語をいくつか紹介します。英語が苦手な方でも、意味を覚えておくと便利です。
count:数えるときに使うindex:順番や位置を表すname:名前を表すflag:条件の有無を示す(true/false)isValid:有効かどうかの判定
これらの単語を使うと、他の人が見てもすぐに意味がわかるコードになります。
7. 実際に変数を使ってみよう!
それでは、Go言語で実際に変数を使ってみる簡単なサンプルを見てみましょう。
package main
import "fmt"
func main() {
var userName string = "Taro"
var age int = 20
var isStudent bool = true
fmt.Println("名前:", userName)
fmt.Println("年齢:", age)
fmt.Println("学生ですか?", isStudent)
}
このコードを実行すると、次のような結果になります。
名前: Taro
年齢: 20
学生ですか? true