カテゴリ: Go言語 更新日: 2025/06/16

Go言語のコメントの書き方ガイド!1行・複数行コメントの使い分け

Go言語のコメントの書き方ガイド!1行・複数行コメントの使い分け
Go言語のコメントの書き方ガイド!1行・複数行コメントの使い分け

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Go言語でプログラムの説明を書きたいんですけど、どうすればいいですか?」

先生

「それなら『コメント』を使うといいですね。コメントは、プログラムの動作に影響を与えないメモのようなものです。」

生徒

「へぇ、メモが書けるんですね!でも、どうやって書くんですか?」

先生

「それでは、Go言語におけるコメントの書き方を1つずつ見ていきましょう。」

1. コメントとは何か?初心者でもわかる基本のキ

1. コメントとは何か?初心者でもわかる基本のキ
1. コメントとは何か?初心者でもわかる基本のキ

Go言語(Golang)における「コメント」とは、プログラムの中に書く説明文のことです。コメントは、実際にコンピュータが動かすプログラムには含まれず、開発者同士のメモや、自分用のメモとして使われます。

たとえば、「ここでは計算をしています」や「この関数は名前を表示します」など、処理の内容を言葉で残すことができます。コメントは、コードを読みやすくするためにとても大切です。

Go言語では、コメントの書き方が決まっていて、以下の2つの書き方があります。

  • 1行コメント(1行だけに書く)
  • 複数行コメント(2行以上にまたがって書く)

2. 1行コメントの書き方と使い方

2. 1行コメントの書き方と使い方
2. 1行コメントの書き方と使い方

1行コメントは、コードの横や上に短い説明を書きたいときに使います。// という記号を使って、コメントを書き始めます。

書いた行のその部分から右側は、すべてコメントとして扱われます。以下が1行コメントの例です。


package main

import "fmt"

func main() {
    // 画面に「こんにちは」と表示します
    fmt.Println("こんにちは") // ここでもコメントが使えます
}

このように、//を使えば、その行の途中でも最後でも自由にコメントを書くことができます。

3. 複数行コメントの書き方と使いどころ

3. 複数行コメントの書き方と使いどころ
3. 複数行コメントの書き方と使いどころ

複数行コメントは、長い説明や、何行にも渡る注意書きを書くときに便利です。/* で始めて */ で終わることで、囲んだ部分すべてがコメントになります。


package main

import "fmt"

func main() {
    /*
        このプログラムは、
        あいさつのメッセージを表示します。
        初心者向けのサンプルです。
    */
    fmt.Println("こんにちは")
}

このように、何行にもわたって丁寧な説明を入れることができます。

4. コメントはどう使い分ける?初心者にもおすすめの使い方

4. コメントはどう使い分ける?初心者にもおすすめの使い方
4. コメントはどう使い分ける?初心者にもおすすめの使い方

「1行コメント」と「複数行コメント」は、状況に応じて使い分けるのがポイントです。

  • 1行コメント:コードの横に短く説明を書くとき
  • 複数行コメント:最初に全体の概要や注意点などを詳しく書くとき

たとえば、下のようにコード全体の説明を最初に複数行で書き、各行の意味を1行コメントで書くと、とても読みやすくなります。


package main

import "fmt"

/*
    ユーザーに挨拶をするプログラム。
    シンプルな関数を使って表示します。
*/

func main() {
    // あいさつを表示する
    fmt.Println("こんにちは、世界!")
}

5. コメントを書くときの注意点とおすすめの書き方

5. コメントを書くときの注意点とおすすめの書き方
5. コメントを書くときの注意点とおすすめの書き方

Go言語でコメントを書くときのポイントは次のとおりです。

  • 読みやすい言葉で書く:自分だけでなく他人が見ても理解しやすい表現にする
  • 簡潔に書く:必要なことだけをシンプルに書く
  • 間違った情報を書かない:コードと内容が合っていないコメントは混乱のもとです

また、Go言語ではプログラムの冒頭でパッケージや関数の説明にコメントを書く「ドキュメントコメント」もよく使われます。これも1行コメント(//)を使って書かれます。


// main関数はプログラムの開始点です
func main() {
    fmt.Println("Goのコメント、覚えましたか?")
}

6. コメントを無効化してコードを試すときにも便利!

6. コメントを無効化してコードを試すときにも便利!
6. コメントを無効化してコードを試すときにも便利!

初心者がよく使うテクニックとして、「一時的にコードを止めたいときにコメントにする」という使い方があります。

たとえば、ある処理がまだ完成していない、または一旦外したいというときは、コメントにしておくとあとで元に戻せます。


func main() {
    // fmt.Println("ここは後で使う予定です")
    fmt.Println("動作確認中")
}

このように、コメントは「説明」だけでなく、「一時停止」のような使い方もできて便利です。

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