カテゴリ: Go言語 更新日: 2026/01/04

Go言語のテーブル駆動テストの書き方と応用例

Go言語のテーブル駆動テストの書き方と応用例
Go言語のテーブル駆動テストの書き方と応用例

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、Go言語のテストでたくさんのパターンをまとめて書く方法ってありますか?」

先生

「はい、それがテーブル駆動テストです。複数の入力と期待する出力をテーブルにまとめて、ループで順番にチェックできます。」

生徒

「テーブル駆動テストって、どういう書き方になるんですか?」

先生

「では、実際の例を見ながら説明しましょう。」

1. テーブル駆動テストとは

1. テーブル駆動テストとは
1. テーブル駆動テストとは

テーブル駆動テストとは、入力と期待する結果を表形式でまとめ、それをループで順番にチェックするテスト手法です。Go言語では、構造体のスライスを使ってテーブルを作ることが一般的です。これにより、同じ関数に対して複数のケースを簡潔に書けます。

2. 基本的な書き方

2. 基本的な書き方
2. 基本的な書き方

例えば、整数の加算関数をテストする場合、次のようにテーブル駆動テストを作ります。


package main

import "testing"

func Add(a, b int) int {
    return a + b
}

func TestAddTable(t *testing.T) {
    tests := []struct {
        name string
        a, b int
        want int
    }{
        {"2と3の加算", 2, 3, 5},
        {"0と5の加算", 0, 5, 5},
        {"-1と1の加算", -1, 1, 0},
    }

    for _, tt := range tests {
        t.Run(tt.name, func(t *testing.T) {
            got := Add(tt.a, tt.b)
            if got != tt.want {
                t.Errorf("Add(%d, %d) = %d; want %d", tt.a, tt.b, got, tt.want)
            }
        })
    }
}

この例では、t.Runを使って各テストケースを名前付きで実行しています。失敗した場合、どのケースで失敗したかがわかりやすくなります。

3. t.Runでサブテストを作る理由

3. t.Runでサブテストを作る理由
3. t.Runでサブテストを作る理由

t.Runを使うと、テーブル内の各ケースが独立したサブテストとして実行されます。これにより、失敗したケースだけを確認でき、デバッグが容易になります。複雑な関数や多くの入力パターンをテストする場合に特に便利です。

4. 応用例:文字列操作のテスト

4. 応用例:文字列操作のテスト
4. 応用例:文字列操作のテスト

次は文字列の逆順関数をテストする例です。テーブル駆動テストを使うことで、複数の文字列ケースを簡単にチェックできます。


func Reverse(s string) string {
    runes := []rune(s)
    for i, j := 0, len(runes)-1; i < j; i, j = i+1, j-1 {
        runes[i], runes[j] = runes[j], runes[i]
    }
    return string(runes)
}

func TestReverseTable(t *testing.T) {
    tests := []struct {
        input string
        want  string
    }{
        {"abc", "cba"},
        {"こんにちは", "はちにんこ"},
        {"", ""},
    }

    for _, tt := range tests {
        t.Run(tt.input, func(t *testing.T) {
            got := Reverse(tt.input)
            if got != tt.want {
                t.Errorf("Reverse(%q) = %q; want %q", tt.input, got, tt.want)
            }
        })
    }
}

このように文字列操作の関数でもテーブル駆動テストを使えば、複数の入力パターンを効率的にテストできます。空文字や特殊文字も簡単に追加可能です。

5. テーブル駆動テストのメリット

5. テーブル駆動テストのメリット
5. テーブル駆動テストのメリット

テーブル駆動テストのメリットは、テストの可読性が高まり、同じパターンを繰り返し書かずに済むことです。また、新しいテストケースを追加するのも簡単で、既存のコードをほとんど変更せずにテストを拡張できます。大規模なプロジェクトでは、バグの早期発見や保守性向上に大きく役立ちます。

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6. 初心者向けのポイント

6. 初心者向けのポイント
6. 初心者向けのポイント

初心者は、まず少数のケースでテーブル駆動テストを書き、テストの動作を確認することから始めましょう。次に複雑な関数や多くの入力パターンに挑戦します。サブテスト名をわかりやすくすると、どのケースが失敗したのかを簡単に特定でき、デバッグがスムーズになります。

テーブル駆動テストを習得すると、Go言語の単体テストが効率よく書けるようになり、コードの品質を高めることができます。

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