Go言語のテストでエラー出力を確認する方法と工夫
生徒
「Go言語でテストを書いているとき、エラー出力を確認するにはどうすればいいですか?」
先生
「Goではtestingパッケージのt.Errorやt.Errorfを使ってエラーを出力できます。また、標準出力や標準エラーに書き出すことで、どの部分で失敗したかを確認できます。」
生徒
「標準出力に書くのと、テスト結果で確認するのは違うんですか?」
先生
「はい、標準出力は実行中の情報を見るために使い、t.Errorはテストの失敗として記録されます。両方をうまく使うとデバッグがしやすくなります。」
1. エラー出力の基本
Go言語の単体テストでは、t.Errorやt.Errorfを使ってテスト失敗時にメッセージを出力します。t.Errorは文字列を出力してテストを失敗させます。t.Errorfはフォーマット付きでメッセージを出力できるので、変数の値も確認できます。
2. 基本的な使い方
次の例は、整数の加算関数をテストして、期待した値と異なる場合にエラー出力を確認する方法です。
package main
import "testing"
func Add(a, b int) int {
return a + b
}
func TestAdd(t *testing.T) {
got := Add(2, 3)
want := 6
if got != want {
t.Errorf("Add(2, 3) = %d; want %d", got, want)
}
}
この場合、gotの値がwantと異なるため、テストは失敗し、エラー出力が表示されます。
3. 標準出力を使ったデバッグ
テスト中に変数の値や処理の流れを確認したいときは、fmt.Printlnを使って標準出力に表示する方法もあります。テストが失敗する原因を特定するのに便利です。
import "fmt"
func TestAddDebug(t *testing.T) {
a, b := 2, 3
got := Add(a, b)
fmt.Println("Debug: a =", a, "b =", b, "got =", got)
want := 5
if got != want {
t.Errorf("Add(%d, %d) = %d; want %d", a, b, got, want)
}
}
このように出力すると、どの値が想定と異なるかを確認できます。ただし、大量のテストでは出力が多くなるため、必要な箇所だけ出力する工夫が重要です。
4. エラー出力の工夫
複雑な関数をテストする場合、エラー出力をわかりやすくする工夫が役立ちます。例えば、テストケースに名前を付けたり、サブテストとして実行する方法があります。
func TestAddTable(t *testing.T) {
tests := []struct {
name string
a, b int
want int
}{
{"2と3の加算", 2, 3, 5},
{"0と5の加算", 0, 5, 5},
}
for _, tt := range tests {
t.Run(tt.name, func(t *testing.T) {
got := Add(tt.a, tt.b)
if got != tt.want {
t.Errorf("Add(%d, %d) = %d; want %d", tt.a, tt.b, got, tt.want)
}
})
}
}
このようにサブテストに名前をつけると、どのケースが失敗したか一目でわかります。エラー出力が整理され、デバッグが効率的になります。
5. 初心者向けのポイント
初心者はまずt.Errorやt.Errorfを使ってエラー出力を確認することから始めましょう。テストケースに名前を付ける、標準出力で変数の値を確認する、必要に応じてサブテストを活用する、といった工夫で、テストの可読性とデバッグ効率が大きく向上します。Go言語のテストでエラー出力を上手に活用することは、バグを早く発見し、品質の高いプログラムを書くために重要なスキルです。