カテゴリ: Kotlin 更新日: 2025/07/29

Kotlinのプロパティ(val/var)の使い方!クラス内の変数管理をやさしく解説

Kotlinのプロパティ(val/var)の使い方!クラス内の変数管理
Kotlinのプロパティ(val/var)の使い方!クラス内の変数管理

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Kotlinでクラスの中に変数を入れる方法がよくわかりません…。valとかvarって何ですか?」

先生

「とても良い疑問ですね。Kotlinではvalvarというキーワードを使って、変数(プロパティ)を定義します。クラスの中に書くことで、そのクラスが情報を持てるようになるんですよ。」

生徒

「じゃあ、valとvarの違いはなんですか?」

先生

「そこがポイントですね!valは一度だけ代入できる固定値、varはあとから値を変えられる変数です。では、それぞれの使い方を順番に見ていきましょう。」

1. Kotlinのプロパティとは?

1. Kotlinのプロパティとは?
1. Kotlinのプロパティとは?

Kotlin(ことりん)でいう「プロパティ」とは、クラスの中で使われる変数のことです。家で例えるなら、「家(クラス)」の中にある「部屋の広さ」や「色」などの情報を覚えておくためのメモ(プロパティ)です。

プログラムでは、データを記憶するためにプロパティが使われます。Kotlinでは、プロパティを宣言するためにvalvarというキーワードを使います。

2. valとvarの違いは?初心者でもわかる解説

2. valとvarの違いは?初心者でもわかる解説
2. valとvarの違いは?初心者でもわかる解説

Kotlinのvalvarは、変数を定義するためのキーワードですが、使い方に違いがあります。

  • val(ヴァル)は、一度だけ値を入れることができる変数です。読み取り専用なので、あとから書き換えはできません。
  • var(ヴァー)は、あとから値を変更できる変数です。柔軟に使いたいときはこちらを使います。

それぞれ、以下のように使います。


class Person {
    val name = "たろう"     // 一度だけ代入。あとで変更できない
    var age = 20           // あとで変更できる
}

3. valを使ったプロパティの基本

3. valを使ったプロパティの基本
3. valを使ったプロパティの基本

valは固定の値を覚えておきたいときに使います。例えば「名前」や「生年月日」など、あとから変わらない情報に使うのがぴったりです。

以下の例では、nameというプロパティをvalで定義しています。このプロパティは書き換えできません。


class Student {
    val name = "さくら"
}

fun main() {
    val student = Student()
    println(student.name)
}

さくら

このように、valを使うことで、変わってはいけない大切な情報を守ることができます。

4. varを使ったプロパティの基本

4. varを使ったプロパティの基本
4. varを使ったプロパティの基本

一方でvarは、あとから自由に値を変えることができます。例えば「年齢」や「現在のスコア」など、変化する情報に使います。


class Player {
    var score = 0
}

fun main() {
    val player = Player()
    println(player.score)
    player.score = 10
    println(player.score)
}

0
10

このように、varを使えば、プログラムの動きに合わせてデータを更新できます。

5. プロパティの初期化と自動型推論

5. プロパティの初期化と自動型推論
5. プロパティの初期化と自動型推論

Kotlinでは、プロパティを定義するときに型(データの種類)を書かなくても、代入した値から自動で型を判断してくれます。これを「型推論(かたすいろん)」といいます。

たとえば、次のように書けば、Kotlinはnameを文字列(String)、scoreを数値(Int)と自動で判断してくれます。


val name = "りんご"      // String型と自動で判断
var score = 100         // Int型と自動で判断

もちろん、明確に型を書くこともできます。


val name: String = "りんご"
var score: Int = 100

6. クラスとプロパティを組み合わせる基本構造

6. クラスとプロパティを組み合わせる基本構造
6. クラスとプロパティを組み合わせる基本構造

ここまでで、プロパティの役割とval/varの違いを学びました。最後に、プロパティを使った簡単なクラスの例をもう一度確認しましょう。


class Book {
    val title = "Kotlin入門"
    var pages = 200
}

fun main() {
    val book = Book()
    println("タイトル: ${book.title}")
    println("ページ数: ${book.pages}")
    book.pages = 250
    println("修正後のページ数: ${book.pages}")
}

タイトル: Kotlin入門
ページ数: 200
修正後のページ数: 250

このように、クラスの中にvalやvarでプロパティを定義すると、「そのモノが持つ情報」を自由に管理できるようになります。Kotlinのクラスとプロパティの組み合わせは、これからさまざまなアプリやサービスを作るうえでの土台になります。

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