カテゴリ: Kotlin 更新日: 2026/01/19

Kotlinのリポジトリパターンの基本と実装例!初心者にもわかる設計手法

Kotlinのリポジトリパターンの基本と実装例
Kotlinのリポジトリパターンの基本と実装例

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Kotlinでデータの管理ってどうやって行うのが正しい方法なんですか?」

先生

「それはとても重要な質問ですね。Kotlinでアプリ開発をするときは、リポジトリパターンという設計手法を使うことが多いです。」

生徒

「リポジトリパターンって聞いたことないんですが、どういうものなんですか?」

先生

「リポジトリパターンは、データのやりとりを1か所にまとめることで、アプリ全体の構造を分かりやすくする仕組みなんですよ。これから詳しく説明しますね。」

1. リポジトリパターンとは?

1. リポジトリパターンとは?
1. リポジトリパターンとは?

リポジトリパターンとは、データの取得や保存の処理を1つの場所に集める考え方のことです。

たとえば、アプリの中で「ユーザー情報」をデータベースから読み込んだり、保存したりする場合、それをあちこちに書くと混乱しやすくなりますよね。

リポジトリパターンを使えば、そういった処理をリポジトリという部品に集約できるので、アプリの構造がスッキリします。

簡単に言えば、「注文を受ける受付係」を作って、すべてのやり取りをその人に任せるイメージです。

2. Kotlinで使う理由とは?

2. Kotlinで使う理由とは?
2. Kotlinで使う理由とは?

Kotlinはモダンなプログラミング言語で、Android開発にもよく使われます。そのため、アプリのコードが複雑になる前に、リポジトリパターンで設計を整理することが大切なんです。

リポジトリパターンを使うことで、テストがしやすくなったり、後から修正がしやすくなったりします。

特に初心者の方にとっては、「どこに何を書けばいいか」がはっきりするので、コードの見通しがよくなる効果があります。

3. 実装の基本構成を確認しよう

3. 実装の基本構成を確認しよう
3. 実装の基本構成を確認しよう

それでは、実際にKotlinでリポジトリパターンを使う例を見ていきましょう。ここでは、「ユーザー情報を管理するアプリ」を想定して進めます。

① エンティティ(User.kt)

まずは、ユーザーの情報を表すデータクラスを用意します。


data class User(val id: Int, val name: String)

② リポジトリインターフェース(UserRepository.kt)

ここでは「どんな操作ができるか」だけを定義します。


interface UserRepository {
    fun getUserById(id: Int): User?
    fun saveUser(user: User)
}

③ リポジトリ実装クラス(InMemoryUserRepository.kt)

ここに実際の処理を記述します。今回はデータベースの代わりにメモリを使った簡易版です。


class InMemoryUserRepository : UserRepository {
    private val users = mutableMapOf<Int, User>()

    override fun getUserById(id: Int): User? {
        return users[id]
    }

    override fun saveUser(user: User) {
        users[user.id] = user
    }
}

④ リポジトリの使い方(Main.kt)

最後にリポジトリを使って、データの保存や取得を行います。


fun main() {
    val userRepository: UserRepository = InMemoryUserRepository()

    val user = User(1, "Taro")
    userRepository.saveUser(user)

    val result = userRepository.getUserById(1)
    println(result)
}

4. 実行結果を確認しよう

4. 実行結果を確認しよう
4. 実行結果を確認しよう

上のコードを実行すると、次のようにユーザー情報が出力されます。


User(id=1, name=Taro)

5. 実装で意識するポイント

5. 実装で意識するポイント
5. 実装で意識するポイント
  • インターフェースで操作内容を決めておくと、あとから別の実装(例:データベース)にも対応しやすくなる
  • データ操作の場所を1か所に集めることで、修正・拡張が楽になる
  • アプリの構成がはっきりするので、初心者にも理解しやすい

たとえば、データベースに切り替えるときも、インターフェースさえ同じなら、実装クラスだけ変えればいいのです。

6. よくある初心者の疑問

6. よくある初心者の疑問
6. よくある初心者の疑問

Q. 毎回インターフェースを書くのは面倒じゃない?

確かに少し手間に感じるかもしれませんが、インターフェースがあることでコードが長くなっても読みやすく、安心して変更できます。慣れると作業がとても効率的になりますよ。

Q. データベースが無くてもリポジトリは使うべき?

はい、最初はInMemoryのように仮のリポジトリで十分です。後から本物のデータベースに切り替えるときにもスムーズに移行できます。

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