カテゴリ: Kotlin 更新日: 2025/09/07

Kotlinの例外クラスの基本!ExceptionとRuntimeExceptionの違い

Kotlinの例外クラスの基本!ExceptionとRuntimeExceptionの違い
Kotlinの例外クラスの基本!ExceptionとRuntimeExceptionの違い

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「KotlinでExceptionとかRuntimeExceptionって見かけるんですけど、どう違うんですか?」

先生

「それは例外処理のクラスの種類ですね。エラーの性質や発生タイミングによって使い分けられます。」

生徒

「具体的にどんな場面で違いが出るんですか?」

先生

「では、KotlinにおけるExceptionRuntimeExceptionの基本を例付きで解説していきましょう。」

1. Kotlinにおける例外クラスとは?

1. Kotlinにおける例外クラスとは?
1. Kotlinにおける例外クラスとは?

例外クラスは、プログラム実行中に発生するエラーを表すクラスです。Kotlinではすべての例外がThrowableクラスを継承しており、大きく分けてExceptionErrorがあります。

今回解説するExceptionクラスは、プログラムの中で発生するエラーを扱うための基本クラスです。その中でもRuntimeExceptionは実行時に発生する例外を表します。

2. Exceptionクラスとは?

2. Exceptionクラスとは?
2. Exceptionクラスとは?

Exceptionクラスは、チェック例外(checked exception)と呼ばれることがあります。Kotlin自体にはJavaのような強制チェックはありませんが、意図的に例外を扱う必要がある場合に使います。


fun readFile(fileName: String) {
    if (fileName.isEmpty()) {
        throw Exception("ファイル名が空です")
    }
    println("ファイルを読み込みます: $fileName")
}

fun main() {
    try {
        readFile("")
    } catch (e: Exception) {
        println("エラー: ${e.message}")
    }
}

エラー: ファイル名が空です

このようにExceptionは「事前に予測できるエラー」を表すことが多いです。

3. RuntimeExceptionクラスとは?

3. RuntimeExceptionクラスとは?
3. RuntimeExceptionクラスとは?

RuntimeExceptionは実行時例外(unchecked exception)を表します。これはプログラム実行中に予期せず発生するエラーで、事前に防ぎにくいことが多いです。


fun divide(a: Int, b: Int): Int {
    if (b == 0) {
        throw RuntimeException("0で割ることはできません")
    }
    return a / b
}

fun main() {
    val result = try {
        divide(10, 0)
    } catch (e: RuntimeException) {
        println("実行時エラー: ${e.message}")
        -1
    }
    println("計算結果: $result")
}

実行時エラー: 0で割ることはできません
計算結果: -1

4. ExceptionとRuntimeExceptionの使い分け

4. ExceptionとRuntimeExceptionの使い分け
4. ExceptionとRuntimeExceptionの使い分け
  • Exception:事前に想定できるエラー(入力チェック、ファイル存在確認など)
  • RuntimeException:実行中に発生する予期しないエラー(計算ミス、nullアクセスなど)

KotlinではJavaのように「必ずcatchしなければならない」制約はありませんが、エラーの性質に応じて使い分けることが重要です。

5. 独自の例外クラスを作る

5. 独自の例外クラスを作る
5. 独自の例外クラスを作る

Kotlinでは独自の例外クラスを作成することもできます。用途に応じた名前を付けることで、エラー原因の特定がしやすくなります。


class InvalidUserInputException(message: String) : Exception(message)

fun main() {
    try {
        throw InvalidUserInputException("入力が不正です")
    } catch (e: InvalidUserInputException) {
        println("カスタムエラー: ${e.message}")
    }
}

カスタムエラー: 入力が不正です

6. 初心者が覚えておきたいポイント

6. 初心者が覚えておきたいポイント
6. 初心者が覚えておきたいポイント
  • すべての例外はThrowableを継承している
  • Exceptionは予測できるエラー、RuntimeExceptionは予測しにくいエラー
  • Kotlinではcatchは必須ではないが、適切に処理を書くことで安全性が向上
  • カスタム例外を作ると可読性と保守性が向上
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