カテゴリ: Swift 更新日: 2025/12/10

Swift配列 初期化の全パターン|空配列・既定値・リテラルの使い方を初心者向けに解説

Swift 配列 初期化の全パターン|空配列・既定値・リテラル
Swift 配列 初期化の全パターン|空配列・既定値・リテラル

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Swiftで配列を作りたいんですけど、どうやって初期化すればいいんですか?」

先生

「配列の初期化にはいくつか方法がありますよ。空の配列や、最初から値を入れた配列、同じ値を繰り返す配列など、状況に応じて使い分けます。」

生徒

「なるほど…。それぞれのやり方を具体的に教えてもらえますか?」

先生

「もちろんです!それではSwiftの配列を初期化する全パターンをひとつずつ見ていきましょう!」

1. 空の配列を初期化する方法

1. 空の配列を初期化する方法
1. 空の配列を初期化する方法

まず最初に紹介するのは、空配列の作り方です。中身が何も入っていない状態の配列です。

書き方は次のようになります。


var emptyArray1: [String] = []
var emptyArray2 = [Int]()

1つ目は文字列型(String)の空配列です。2つ目は整数型(Int)の空配列です。

[]は中身が空っぽという意味で、()は型を指定してから作る方法です。Swiftは型推論をしてくれるので、変数に代入する値から型を自動的に判断してくれます。

2. リテラルを使った配列の初期化

2. リテラルを使った配列の初期化
2. リテラルを使った配列の初期化

リテラルとは、実際のデータをそのまま書くことです。例えば、以下のようにデータを直接配列に書いて初期化することができます。


var fruits: [String] = ["りんご", "ばなな", "みかん"]

このコードでは、3つの文字列を含んだ配列を作成しています。リテラルは、角カッコ[]の中に、カンマ,で区切って値を書くだけなので簡単です。

Swiftの配列初期化の中でも、リテラルは一番よく使われる方法です。

3. 同じ値を繰り返す既定値の配列を初期化する

3. 同じ値を繰り返す既定値の配列を初期化する
3. 同じ値を繰り返す既定値の配列を初期化する

配列の中身をすべて同じ値で初期化したいときには、repeating:count:を使います。


var zeros = Array(repeating: 0, count: 5)

この例では、0という数字を5回繰り返した配列を作っています。

実際の中身は、次のようになります。


[0, 0, 0, 0, 0]

repeatingは「繰り返す」、countは「回数」という意味です。

4. 型推論で型を省略した初期化

4. 型推論で型を省略した初期化
4. 型推論で型を省略した初期化

Swiftでは、型推論(かたすいろん)と呼ばれる仕組みによって、型を書くのを省略できます。


var names = ["たろう", "じろう", "さぶろう"]

このコードでも、Swiftは中に文字列が入っているので[String]の配列だと判断してくれます。

とても便利な機能ですが、初心者のうちは明示的に型を書くことをおすすめします。理由は、コードが読みやすくなるからです。

5. 型を明示した初期化

5. 型を明示した初期化
5. 型を明示した初期化

配列の中に何のデータが入るのかを明確にしたいときは、型を明示します。


var scores: [Int] = [80, 90, 100]

これはInt型(整数型)の配列です。学校のテストの点数など、数値を扱いたいときに便利です。

6. 配列の初期化と同時に変数を定数にする

6. 配列の初期化と同時に変数を定数にする
6. 配列の初期化と同時に変数を定数にする

Swiftでは、letを使って定数として配列を作ることもできます。定数にすると、あとから中身を変更できなくなります。


let colors = ["赤", "青", "緑"]

この配列colorsには、「赤」「青」「緑」という文字列が入っていますが、あとで追加や削除はできません。

変更したくないデータには、letを使うと安全です。

7. 初期化だけしてあとで値を入れる

7. 初期化だけしてあとで値を入れる
7. 初期化だけしてあとで値を入れる

とりあえず空の配列を作っておいて、あとでデータを追加するパターンです。


var cities: [String]
cities = ["東京", "大阪", "福岡"]

このように、あとで中身を代入することもできます。varは変数なので、あとで自由に変更できます。

8. 配列初期化の目的に応じた使い分け

8. 配列初期化の目的に応じた使い分け
8. 配列初期化の目的に応じた使い分け

配列の初期化方法は、目的や使いたい場面によって使い分けることが大切です。

  • 中身がないなら → []()で空配列
  • データが決まっているなら → リテラル(["A", "B"]
  • 同じ値を何度も入れたいなら → repeating:count:
  • あとで代入したいなら → 空のまま宣言しておく

このようにして、Swift配列の初期化をマスターすれば、データの管理がとても楽になります。

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まとめ

まとめ
まとめ

Swiftで配列を初期化する方法は非常に多彩で、開発するアプリの場面ごとに最適な書き方を選ぶことが大切になります。空配列でスタートする方法、リテラルで初期値を設定する方法、同じ値を繰り返した配列を作る方法、型推論を使って簡潔に書く方法、型を明確にして宣言する方法、定数として配列を固定する方法、そしてあとから値を代入する方法まで、幅広い選択肢があります。それぞれの初期化パターンには目的とメリットがあり、適切に使い分けることでコードの可読性や保守性が向上し、バグの少ない設計が実現できます。 配列はSwiftで最もよく使われるデータ構造のひとつであり、変数やリスト管理、データ表示やフィルタリングなど多くの処理に関わります。そのため、初期化方法を理解することはSwift学習の基礎であり、アプリ開発をスムーズに進めるための重要なステップでもあります。特に初心者がつまずきやすいのは「型を明示すべきかどうか」「空配列とリテラルの違い」「repeating:count:の使いどころ」「letとvarの違い」といった部分であり、今回の記事の内容を押さえることでこれらの疑問が一気にクリアになります。 また、配列初期化のテクニックは単独で使うだけでなく、map・filterなどの高階関数と組み合わせたり、データモデルとともに利用したりすることで、より実践的なSwiftコードへと発展していきます。配列の初期化を柔軟に扱えるようになると、必要なデータを素早く準備し、アプリの機能を滑らかにつなげられるようになります。以下には、今回学習した初期化方法を応用したサンプルコードをまとめ、実際の利用イメージが掴みやすいようにしています。

サンプルプログラム:配列の初期化を組み合わせた応用例


// 空の配列を準備
var items: [String] = []

// あとから代入
items = ["りんご", "みかん", "ぶどう"]

// 同じ値を繰り返す数値配列
let defaultScores = Array(repeating: 50, count: 3)

// リテラルで初期化
var colors = ["赤", "青", "黄色"]

// 加工して新しい配列を生成
let uppercased = items.map { $0.uppercased() }
print(uppercased)

このプログラムでは、配列の初期化方法が複数利用されています。空配列から始めて後から値を代入する方法、同じ値の繰り返しで配列を作る方法、リテラルを使った直感的な書き方、さらには加工して別の配列を作る実用的な例も含まれています。配列をどのように準備し、どのように使い、どのように加工するかを理解することが、Swiftのデータ処理を得意にする第一歩となります。初期化のパターンに慣れておくことで、アプリの設計がスッキリまとまり、余計なミスを防ぎやすくなります。 配列はデータの集合を扱うときの中心的役割を果たし、初期化はその最初の一歩です。今回の記事をきっかけにさまざまな初期化パターンを実際に手を動かしながら試し、どのような状況でどの書き方が最適なのかを感覚で理解できるようになると、より効率的なSwift開発へと繋がっていきます。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

「配列の初期化ってこんなに種類があるんですね…!空配列、リテラル、既定値の使い分けがようやく整理できました。」

先生

「その理解はとても大切ですよ。特に最初の設計段階でどんな初期化方法を使うか決められると、後の処理がスムーズになります。」

生徒

「型推論も便利なんですね。でも型を書くメリットもあるって分かりました!」

先生

「その通り。明示的な型は読みやすさや安全性に繋がるから、特にチーム開発では重視されますよ。」

生徒

「今日のまとめのおかげで、配列の初期化の基礎がしっかり理解できました。応用的な書き方にも挑戦してみます!」

先生

「ぜひ挑戦してみてください。配列の初期化を自在に使いこなせるようになると、Swiftのデータ処理が一段と楽しくなりますよ。」

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