Go言語のユースケース層サービス層の設計パターンをやさしく解説
生徒
「Go言語でアプリを作るとき、ユースケース層とかサービス層って聞きました。何が違うんですか?」
先生
「どちらも設計に関係する考え方です。役割を分けることで、整理されたプログラムになります。」
生徒
「役割を分けると、なぜ良いんですか?」
先生
「建物の設計と同じです。順番に見ていきましょう。」
1. ユースケース層とは何か
ユースケース層とは、アプリケーションが何をするかをまとめる場所です。たとえばユーザー登録をする注文を作成するなどの具体的な処理の流れを担当します。ユースケースとは利用場面という意味です。
Go言語のアーキテクチャ設計では、この層に業務の流れを書きます。画面表示やデータベースの詳細には触れません。あくまで処理の流れを中心に設計します。
2. サービス層とは何か
サービス層は、特定の処理をまとめた部品のような存在です。たとえばパスワードを暗号化する、料金を計算するなど、再利用できる機能を担当します。
ユースケース層が司令塔だとすると、サービス層は実際に働く専門担当者です。Go言語では役割を分けることで、保守しやすい構造になります。保守とは後から修正や改善をすることです。
3. シンプルな構造例
まずは簡単な構造を見てみます。ユーザー登録を行うユースケースと、名前を整形するサービスを分けます。
package service
import "strings"
func FormatName(name string) string {
return strings.ToUpper(name)
}
package usecase
import (
"fmt"
"example/service"
)
func RegisterUser(name string) {
formatted := service.FormatName(name)
fmt.Println("登録ユーザー:", formatted)
}
このように役割を分けることで、責任の範囲が明確になります。
4. 依存関係の考え方
アーキテクチャ設計では依存関係が重要です。依存とはある部品が別の部品に頼っている状態です。ユースケース層はサービス層を利用しますが、逆にサービス層がユースケース層に依存しないように設計します。
この一方向の関係を守ることで、変更に強い設計になります。Go言語ではインターフェースを使って依存を柔らかくすることもあります。
type NameFormatter interface {
Format(name string) string
}
このように抽象的な型を使うことで、実装を差し替えやすくなります。
5. クリーンアーキテクチャとの関係
クリーンアーキテクチャとは責任を層ごとに分ける設計思想です。Go言語でもよく使われます。中心にユースケース層を置き、その外側にサービスやインフラ層を配置します。
インフラ層とはデータベースや外部通信など技術的な部分です。ユースケース層は技術に依存しないため、テストがしやすくなります。テストとは正しく動くか確認する作業です。
6. 実践的なユースケース例
次に簡単な注文処理を例にします。ユースケースが全体の流れを管理します。
package usecase
import "fmt"
type PaymentService interface {
Pay(amount int) error
}
func CreateOrder(service PaymentService, amount int) error {
if amount <= 0 {
return fmt.Errorf("金額が不正です")
}
return service.Pay(amount)
}
このようにインターフェースを使うことで、支払い方法を自由に変更できます。設計の柔軟性が高まります。
7. 設計を分けるメリット
ユースケース層とサービス層を分けることで、役割が明確になります。変更箇所が限定されるため、修正が楽になります。またチーム開発でも担当を分けやすくなります。
Go言語の設計パターンでは過度に複雑にしないことも重要です。必要に応じて層を分けるという考え方が大切です。シンプルさを保ちながら、将来の変更にも対応できる構造を目指します。
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