Kotlinのログ出力方法を完全ガイド!LogcatとTimberでトラブルシューティング
生徒
「Kotlinで作ったアプリが思った通りに動かないんですけど、どこが悪いのか分かりません…」
先生
「それなら、まずはログ出力を使ってアプリの中で何が起きているのかを確認してみましょう。」
生徒
「ログ出力って何ですか?難しそうですけど…」
先生
「心配いりませんよ。初心者でも簡単に使えるように、LogcatやTimberの使い方をわかりやすく説明しますね。」
1. ログ出力とは?
ログ出力とは、アプリの動作中に開発者が確認したい情報を表示する仕組みのことです。
たとえば、「ボタンが押されたか?」「データは正しく入っているか?」などをアプリの画面ではなく、開発用のモニター画面に表示できます。
これを使えば、アプリ内でどんな処理が行われたのか、どこでエラーが出たのかを調べることができます。
2. Logcat(ログキャット)とは?
Logcat(ログキャット)は、Androidアプリのログをリアルタイムで確認できるツールです。
Android Studioの下の方にある「Logcat」タブを使えば、アプリが出力したログがずらっと表示されます。
ログには、アプリのメッセージだけでなく、エラーやシステムからの情報も表示されるため、トラブルシューティング(問題の原因を探す)にとても役立ちます。
3. Kotlinでログを出力する基本の書き方
Androidアプリでログを出力するには、Logクラスを使います。
import android.util.Log
fun main() {
Log.d("MainActivity", "ボタンが押されました")
}
このようにLog.dを使うと、「デバッグ用のメッセージ」が表示されます。
Log.d:開発中の動作確認Log.e:エラー発生時のメッセージLog.i:情報の表示Log.w:警告の表示
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4. Logcatの見方とフィルターの使い方
Logcatは、たくさんのメッセージが表示されてごちゃごちゃして見えることがあります。
そんなときは、検索フィルターを使いましょう。
- タグ(例:
MainActivity)で絞り込む - レベル(例:DEBUG、ERROR)で表示を切り替える
また、エラーでアプリが落ちたときは、「赤い文字」でエラーの詳細が表示されます。
5. Timber(ティンバー)ってなに?
Timberは、ログ出力をもっと便利にしてくれるライブラリ(追加機能)です。
Logcatよりもスマートにログを出力できて、開発が楽になります。
ログのフォーマットが見やすくなるだけでなく、タグの指定が不要になったり、後からログの出力先を切り替えたりできる特徴があります。
6. Timberの導入方法(Gradle)
Timberを使うには、まずbuild.gradleファイルに以下を追加します。
dependencies {
implementation("com.jakewharton.timber:timber:5.0.1")
}
その後、アプリの起動時に初期設定を行います。
class MyApp : Application() {
override fun onCreate() {
super.onCreate()
Timber.plant(Timber.DebugTree())
}
}
7. Timberでログを出力する方法
Timberでは、次のように書くだけでログが出せます。
Timber.d("ログの内容をここに書きます")
タグの指定が不要で、どこから呼ばれたかも自動的に表示されるのでとても便利です。
エラー用にはTimber.e、情報表示にはTimber.iなどが使えます。
8. 実行結果の確認方法
ログを出力しても、アプリの画面には表示されません。Android StudioのLogcatタブを見て確認しましょう。
次のように表示されていれば、ログ出力は成功しています。
2025-09-10 12:34:56.789 D/MainActivity: ボタンが押されました
9. Kotlinのログでトラブルシューティングする方法
アプリが突然落ちる、動かない、データが表示されない…こんなときは、まずログを確認しましょう。
ログの中に「Exception(例外)」や「NullPointerException」などの文字があれば、それがヒントになります。
そのエラーがどこで発生したのか、どの処理のときかを知ることで、原因を特定しやすくなります。
10. ログ出力は開発の強い味方!
ログ出力は、初心者にとってもとても大切なスキルです。
何が起きているのか分からないとき、「とりあえずログを見てみよう」という考え方が、トラブルを解決する第一歩になります。
Kotlinでアプリを作るときは、LogcatやTimberを使って、問題をすばやく見つけられるようにしましょう。