Kotlinで例外が発生するかをテストする方法|JUnitのassertThrowsを使ってみよう!
生徒
「Kotlinで、エラーがちゃんと出るかを確認するテストってできますか?」
先生
「もちろんできますよ。JUnitのassertThrowsという機能を使うと、例外が発生するかどうかを簡単にチェックできます。」
生徒
「それってどうやって書くんですか?難しそう…」
先生
「安心してください。実際にKotlinのコードを使って、わかりやすく説明しますね!」
1. 例外とは?Kotlinでの「エラー」の正体
まず「例外(れいがい)」とは、プログラムの中で何か問題が起きたときに発生するエラーのことです。
たとえば、0で割り算をしようとしたり、存在しないファイルを開こうとしたときにエラーになります。Kotlinでは、このような「異常な状況」を例外と呼びます。
そしてこの例外が正しく発生するかをテストで確認するには、JUnitのassertThrowsを使うのが定番の方法です。
2. assertThrowsとは?意味と役割をわかりやすく解説
assertThrows(アサートスローズ)は、JUnit5というテストライブラリに含まれている機能で、「この処理を実行すると例外が発生するはずだよね?」と確認するためのテストコードです。
つまり、間違った入力や条件でプログラムがちゃんと「怒ってくれるか(例外を投げるか)」をチェックすることができます。
3. KotlinでのassertThrowsの使い方を見てみよう
では、実際にKotlinでassertThrowsを使ったサンプルコードを見てみましょう。ここでは、0で割るとエラーになる関数をテストしてみます。
import org.junit.jupiter.api.Test
import org.junit.jupiter.api.assertThrows
class CalculatorTest {
fun divide(a: Int, b: Int): Int {
return a / b
}
@Test
fun `0で割ったときに例外が発生することを確認`() {
assertThrows<ArithmeticException> {
divide(10, 0)
}
}
}
このコードでは、divide関数を使って10を0で割ろうとしています。0で割るとArithmeticExceptionという例外が出るので、それをassertThrowsで確認しています。
4. 実行結果を見てみよう
このテストを実行すると、例外がちゃんと出るかどうかが確認されます。期待どおりに例外が発生すればテストは成功、発生しなければ失敗になります。
CalculatorTest > 0で割ったときに例外が発生することを確認() PASSED
5. テスト対象の関数が例外を出さないとき
もし、divide関数が例外を出さなかった場合、テストは失敗します。
たとえば、divide(10, 2)のように正しく割り算できるケースでは、assertThrowsは「例外が出てない!」と怒ってくれます。
6. 例外の種類をしっかり確認しよう
assertThrowsでは、発生する例外の「種類」も指定できます。たとえばIllegalArgumentExceptionやNullPointerExceptionなどがあります。
次のように、別の例外をテストしてみましょう。
fun checkName(name: String) {
if (name.isBlank()) {
throw IllegalArgumentException("名前が空です")
}
}
@Test
fun `空の名前でIllegalArgumentExceptionが発生する`() {
assertThrows<IllegalArgumentException> {
checkName("")
}
}
7. 例外のメッセージを確認する方法
例外の中には、「エラーメッセージ」という詳細な情報が含まれていることがあります。assertThrowsでは、例外の内容を変数に入れて、メッセージをチェックすることも可能です。
@Test
fun `例外メッセージを確認する`() {
val exception = assertThrows<IllegalArgumentException> {
checkName("")
}
assert(exception.message!!.contains("名前が空"))
}
このようにすることで、「ちゃんと想定したエラーメッセージが出ているか」も確認できます。
8. Kotlin初心者でもassertThrowsは使える理由
assertThrowsは、テストの中でもとても直感的で読みやすい構文です。エラーが出ることを前提にした処理を書くのは、実は安全なプログラム作りには欠かせません。
Kotlin初心者でも、今回のようなサンプルをベースにすれば、すぐに例外をテストするコードが書けるようになります。
何か問題が起きたときに、それが「想定内」なのか「バグ」なのかを見分けるために、このようなテストはとても重要です。