カテゴリ: Kotlin 更新日: 2025/12/24

Kotlinでデータベースを扱う基本!SQLite・Roomの基礎知識

Kotlinでデータベースを扱う基本!SQLite・Roomの基礎知識
Kotlinでデータベースを扱う基本!SQLite・Roomの基礎知識

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Kotlinでデータベースってどうやって使うんですか?」

先生

「Kotlinでは、SQLiteやRoomという仕組みを使って、アプリにデータを保存したり読み込んだりできます。」

生徒

「名前や住所とかの情報も保存できますか?」

先生

「もちろんです。たとえば住所録やメモ帳のアプリなどは、データベースに情報を保存して動いています。今回は、Kotlinでデータベースを扱う基本を学んでいきましょう。」

1. データベースってなに?

1. データベースってなに?
1. データベースってなに?

まず「データベース」とは、たくさんの情報を整理して保管しておく「情報の倉庫」のようなものです。たとえば、ノートに日記を書くように、アプリでも「いつ・どんな情報」が必要かを覚えておくために、データベースを使います。

Kotlinを使ったアプリ開発では、特にAndroidアプリの中で「SQLite(エスキューライト)」や「Room(ルーム)」という仕組みを使ってデータを保存することがよくあります。

2. SQLiteとは?

2. SQLiteとは?
2. SQLiteとは?

SQLite(エスキューライト)は、スマホアプリの中に組み込まれている小さなデータベースです。インターネットにつながっていなくても、スマホの中だけでデータを保存できます。

たとえば、家計簿アプリで「日付・使った金額・メモ」などを保存したいときに使われます。

SQLiteは軽くて速いので、Androidアプリでは標準で使われていますが、書き方がちょっと難しいため、初心者には「Room」の方が分かりやすくて便利です。

3. Roomとは?

3. Roomとは?
3. Roomとは?

Room(ルーム)は、SQLiteを使いやすくした「ラッパー」と呼ばれる仕組みです。「ラッパー」とは、難しい仕組みをカンタンに使えるようにしてくれるものです。

Roomを使えば、難しいSQL文(データベースを操作するための言葉)を書かなくても、Kotlinらしい書き方でデータの保存・読み込みができます。

Roomを使うことで、データベース操作が簡単・安全・整理された形になります。

4. Roomの使い方の全体像

4. Roomの使い方の全体像
4. Roomの使い方の全体像

Roomを使うときは、次の3つのパーツを準備します。

  • Entity(エンティティ):保存したいデータの「型」を決めるもの
  • DAO(ダオ):データベースに保存・更新・削除などを命令する部分
  • Database(データベース):Roomの中心となる設定場所

まずは、それぞれの役割を見ていきましょう。

5. Entityの基本(データの型を作る)

5. Entityの基本(データの型を作る)
5. Entityの基本(データの型を作る)

Entityは、データベースに保存する情報の「設計図」です。たとえば、「名前」と「年齢」を保存するなら、次のように書きます。


import androidx.room.Entity
import androidx.room.PrimaryKey

@Entity
data class User(
    @PrimaryKey val id: Int,
    val name: String,
    val age: Int
)

@Entityと書くことで、これは「データベースのテーブルになりますよ」と教えます。@PrimaryKeyは「主キー」といって、データを一意に区別するための番号です。

6. DAOの基本(データ操作の命令)

6. DAOの基本(データ操作の命令)
6. DAOの基本(データ操作の命令)

DAOは、データを追加・削除・読み込みするための命令を定義する場所です。


import androidx.room.*

@Dao
interface UserDao {
    @Insert
    fun insert(user: User)

    @Query("SELECT * FROM User")
    fun getAll(): List<User>

    @Delete
    fun delete(user: User)
}

ここで出てきた@Insert@Deleteは、「データを追加してね」「削除してね」という命令です。@Queryはデータを取り出すときに使います。

7. Databaseの基本(Roomを起動)

7. Databaseの基本(Roomを起動)
7. Databaseの基本(Roomを起動)

Databaseクラスでは、「このアプリではRoomをこう使いますよ」と設定します。


import androidx.room.Database
import androidx.room.RoomDatabase

@Database(entities = [User::class], version = 1)
abstract class AppDatabase : RoomDatabase() {
    abstract fun userDao(): UserDao
}

@Databaseで使うEntityとバージョンを指定して、RoomDatabaseを継承(けいしょう)して書きます。

8. Roomの初期化と使い方

8. Roomの初期化と使い方
8. Roomの初期化と使い方

最後に、アプリのコードでRoomを使うには、Roomデータベースを初期化する必要があります。


val db = Room.databaseBuilder(
    applicationContext,
    AppDatabase::class.java, "user-database"
).build()

val userDao = db.userDao()
userDao.insert(User(1, "たろう", 20))

databaseBuilderでRoomを作成し、DAOを呼び出してinsertすれば、データを保存できます。

9. SQLiteとRoomの違いをまとめてみよう

9. SQLiteとRoomの違いをまとめてみよう
9. SQLiteとRoomの違いをまとめてみよう
項目 SQLite Room
使いやすさ やや難しい 初心者でも扱いやすい
Kotlinとの相性 低め 非常に良い
安全性 記述ミスしやすい アノテーションで安全に書ける

Roomは、Kotlinアプリ開発にぴったりのデータベース操作方法として、多くのAndroidアプリに使われています。

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