KotlinでSQLのJOINを使いこなそう!初心者でも理解できるデータのつなぎ方
生徒
「Kotlinで、複数のテーブルから一緒にデータを取り出すことってできますか?」
先生
「できますよ。そのときに使うのが、SQLのJOIN(ジョイン)という機能です。Kotlinと組み合わせて使うと便利ですよ。」
生徒
「JOINってよく聞くけど、どういう意味なんですか?」
先生
「JOINは、別々のテーブルの情報をくっつける技術です。たとえば『ユーザー』と『注文履歴』を一緒に表示する場面で使います。詳しく見ていきましょう!」
1. KotlinでSQLのJOINを使う理由
現実のアプリ開発では、1つのデータだけを見ることは少なく、複数の情報をまとめて表示する場面がたくさんあります。
たとえば「Aさんがどんな商品を注文したのか」を表示したいとき、「ユーザー情報」と「注文情報」の2つのテーブルが必要になります。
そんなときに役立つのが、JOINです。SQLのJOINをKotlinで使えば、効率よく関連するデータをまとめて取得できます。
2. SQLのJOINとは?
SQLのJOINとは、共通する「カギ(キー)」をもとにして、別々のテーブルのデータをくっつける方法です。
たとえば、次のような2つのテーブルがあるとします。
- usersテーブル:ユーザー情報(id, name)
- ordersテーブル:注文情報(id, user_id, item_name)
このとき、users.idとorders.user_idが共通のカギになって、JOINができます。
3. SQLiteを使ったKotlinでのJOINの例
Kotlinでは、AndroidのアプリなどでSQLiteというデータベースをよく使います。ここではSQLiteを使ったJOINの書き方を紹介します。
■ JOINを使ったSQL文
val query = """
SELECT users.name, orders.item_name
FROM users
INNER JOIN orders ON users.id = orders.user_id
""".trimIndent()
■ KotlinでJOIN結果を取得する方法
val db = readableDatabase
val cursor = db.rawQuery(query, null)
cursor.use {
val nameIndex = cursor.getColumnIndex("name")
val itemIndex = cursor.getColumnIndex("item_name")
while (cursor.moveToNext()) {
val userName = cursor.getString(nameIndex)
val itemName = cursor.getString(itemIndex)
println("ユーザー:$userName, 商品:$itemName")
}
}
4. INNER JOINとは?
INNER JOIN(内部結合)は、両方のテーブルにデータがある場合のみ、結果を返します。
つまり、ユーザー情報があるけど注文がない人や、注文情報があるけどユーザーが不明なデータは、結果に出てきません。
5. LEFT JOINとの違いも覚えよう
LEFT JOIN(左外部結合)を使うと、左側(主となるテーブル)のすべてのデータが表示されます。
注文していないユーザーも一覧に出したい場合は、LEFT JOINを使いましょう。
val query = """
SELECT users.name, orders.item_name
FROM users
LEFT JOIN orders ON users.id = orders.user_id
""".trimIndent()
6. KotlinでJOINを使うときの注意点
- カラム名が同じときは
users.name AS user_nameのように別名(AS)をつけよう - テーブルの結合条件(ON句)を忘れると、想定外の結果になることがあります
- パフォーマンスを意識し、必要なカラムだけ指定しよう(
*は避ける)
7. Kotlin初心者におすすめのJOINの練習方法
初心者のうちは、まずは「1対多」の関係を理解することが大切です。たとえば:
- 1人のユーザーが複数の商品を注文する
- 1つのカテゴリーに複数の商品が属する
このような関係をJOINで表現する練習をすると、Kotlinとデータベースの理解がぐんと深まります。
8. KotlinでJOINを使うとできること
KotlinとJOINを組み合わせることで、次のような実用的な機能を作れます。
- ユーザーと注文履歴を一覧表示
- 商品とカテゴリを一緒に表示
- ログインユーザーが投稿したコメントだけを取得
JOINをマスターすると、アプリの機能がグッと広がります。