KotlinのRoomライブラリでデータベースを作成する方法を徹底解説!初心者でもわかるRoomの使い方
生徒
「Kotlinでアプリにデータを保存するにはどうすればいいんですか?」
先生
「KotlinではRoomというライブラリを使えば、簡単にデータベースを作ってデータを保存できますよ。」
生徒
「Roomって名前は聞いたことありますが、難しそうで使ったことがないです…」
先生
「最初は誰でもそう思います。でもRoomを使うと、データベースの作成も管理も、とても分かりやすくできます。基本から一緒にやってみましょう。」
1. Roomライブラリとは?
Room(ルーム)ライブラリは、Kotlinでデータベース操作を簡単に行うための便利なツールです。Android公式が提供しているもので、内部的にはSQLite(エスキューライト)というデータベースを使っています。
Roomを使うと、データの保存・更新・削除・取得といった操作を、簡潔で読みやすいKotlinコードで書けるようになります。初心者にとっても覚えやすく、間違いも少なくなるので安心して使えます。
2. Roomライブラリの導入方法
まずは、プロジェクトにRoomを使えるように設定します。build.gradleファイルに以下のように追記しましょう。
dependencies {
implementation("androidx.room:room-runtime:2.6.1")
kapt("androidx.room:room-compiler:2.6.1")
}
kapt(カプト)とは、Kotlin Annotation Processing Toolの略で、アノテーションを使った自動処理のために必要です。
3. Roomで使う3つの構成要素
Roomでデータベースを作るときは、以下の3つの要素を作成します。
- Entity(エンティティ):保存するデータの形を定義します。
- DAO(ダオ):データベースに命令する部分です。
- Database(データベース):Room全体の設定をまとめます。
4. Entityクラスを作成しよう
Entityは、データベースに保存したい情報の「設計図」です。たとえば「ユーザーの名前と年齢」を保存したい場合、次のように書きます。
import androidx.room.Entity
import androidx.room.PrimaryKey
@Entity
data class User(
@PrimaryKey val id: Int,
val name: String,
val age: Int
)
@Entityと付けることで、Roomに「このクラスをテーブルとして使ってください」と伝えます。@PrimaryKeyは主キーといって、データを一意に区別するための番号です。
5. DAOインターフェースを作成しよう
DAOは、データベースに「このデータを追加して」「全部取り出して」という命令を出す部分です。
import androidx.room.*
@Dao
interface UserDao {
@Insert
fun insert(user: User)
@Query("SELECT * FROM User")
fun getAll(): List<User>
@Delete
fun delete(user: User)
}
@Insertは「データを追加してね」、@Queryは「全部取り出してね」、@Deleteは「削除してね」と命令するアノテーションです。
6. Databaseクラスを作成しよう
Databaseクラスでは、Roomの全体構成を定義します。どのEntityを使うのか、どのDAOを使うのかをまとめます。
import androidx.room.Database
import androidx.room.RoomDatabase
@Database(entities = [User::class], version = 1)
abstract class AppDatabase : RoomDatabase() {
abstract fun userDao(): UserDao
}
@Databaseで使うEntityとバージョンを指定し、RoomDatabaseを継承して、DAOを使えるようにします。
7. Roomデータベースを初期化して使う
アプリの中でRoomを使うには、Roomデータベースを初期化し、DAOを使ってデータ操作を行います。
val db = Room.databaseBuilder(
applicationContext,
AppDatabase::class.java, "user-database"
).build()
val userDao = db.userDao()
val user = User(1, "たろう", 25)
userDao.insert(user)
このようにして、データベースに「User」という情報を保存できます。Roomを使えば、難しいSQL文を書かずに、直感的にデータの操作ができます。
8. Roomを使うと何が便利なの?
Roomを使うメリットはたくさんあります。
- コードがスッキリして読みやすい
- エラーが少なく、安全にデータ操作できる
- SQLiteよりも簡単に実装できる
- 公式がサポートしていて安心
初心者でも、手順通りに進めれば、自分だけのデータベースを簡単に作れます。
9. よく使うRoomのアノテーションまとめ
| アノテーション | 意味 |
|---|---|
@Entity |
テーブル(表)を定義する |
@PrimaryKey |
主キー(データを一意に識別) |
@Dao |
データ操作の命令を書く部分 |
@Insert |
データを追加する |
@Query |
データを取り出すSQLを書く |
@Delete |
データを削除する |
これらのアノテーションを覚えておくと、Roomライブラリでのデータベース作成がスムーズになります。