KotlinのDAOの基本と使い方を徹底解説!初心者でもわかるデータ操作の仕組み
生徒
「Kotlinでデータベースにデータを追加したり取り出したりするにはどうすればいいんですか?」
先生
「そのときに活躍するのがDAO(ダオ)です。データベースに命令を出す役割を持っていますよ。」
生徒
「DAOって初めて聞きました。難しそうですね…」
先生
「心配しなくて大丈夫です。今回は、KotlinのRoomライブラリで使うDAOの基本と使い方を、初心者向けにわかりやすく解説していきます。」
1. DAO(Data Access Object)とは?
DAO(ダオ)とは、「データベースにアクセスするための部品」のことです。正式にはData Access Objectと呼ばれています。
簡単に言うと、DAOは「このデータを追加して」「全部取り出して」「このデータを削除して」といった、データベースへの命令をまとめて記述する場所です。
Kotlinでは、Roomライブラリを使ってデータベースを扱う際に、DAOを使ってデータ操作を行います。
2. DAOを使う理由は?
もしDAOがなければ、毎回データベースに命令するコードを手書きしなければならず、間違いも起きやすくなります。DAOを使うことで、次のようなメリットがあります:
- データ操作のコードを整理できる
- 読みやすく、保守しやすくなる
- Roomライブラリと連携して自動的に処理を作ってくれる
- SQL文を書かずにデータ操作できる場合が多い
初心者にとっても、DAOを使えば間違えにくくなり、安全にデータを扱えるようになります。
3. DAOの基本構文
DAOはKotlinのinterfaceとして定義し、Roomが提供するアノテーションを使って命令を書いていきます。以下が基本の形です。
import androidx.room.*
@Dao
interface UserDao {
@Insert
fun insert(user: User)
@Query("SELECT * FROM User")
fun getAll(): List<User>
@Delete
fun delete(user: User)
}
ここではinsertで追加、getAllで全件取得、deleteで削除を行っています。それぞれの命令にはRoomのアノテーション(注釈)を付けるのが特徴です。
4. DAOで使える主なアノテーション
| アノテーション | 意味 | 例 |
|---|---|---|
@Insert |
データを追加する | fun insert(user: User) |
@Query |
SQL文で検索や削除ができる | SELECT * FROM User |
@Delete |
データを削除する | fun delete(user: User) |
@Update |
データを更新する | fun update(user: User) |
これらのアノテーションは、Roomが中身の処理を自動で用意してくれるため、初心者でも迷わず使えます。
5. DAOとEntityの関係
DAOは、Entity(データの設計図)とセットで使います。たとえばUserというEntityがあると、DAOではこのUserに対して命令を出す関数を定義します。
@Entity
data class User(
@PrimaryKey val id: Int,
val name: String,
val age: Int
)
このEntityに対応するDAOの関数で、「ユーザーを追加」「ユーザー一覧を取得」「ユーザーを削除」などの操作ができます。
6. DAOを使った処理の流れ
DAOを使ってデータベース操作を行う手順は次のようになります。
- Entityクラスを定義する
- DAOインターフェースを作成する
- DatabaseクラスでDAOを取得する
- DAOの関数を使って操作する
実際のコード例を見てみましょう。
val db = Room.databaseBuilder(
applicationContext,
AppDatabase::class.java, "user-db"
).build()
val userDao = db.userDao()
val user = User(1, "はなこ", 22)
userDao.insert(user)
このように、userDao.insertでユーザーを追加できます。非常に直感的で覚えやすいですね。
7. DAOの関数に戻り値をつける
DAOの関数には、戻り値(返ってくる値)をつけることもできます。たとえば、追加した件数を知りたい場合は次のように書きます。
@Insert
fun insert(user: User): Long
この場合、追加したデータのID(主キー)が返されます。結果を受け取ってログに出したり、次の処理に活かすこともできます。
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8. SQL文を使った検索
@Queryを使うことで、SQL文を直接指定して検索できます。たとえば「20歳以上のユーザーだけ取得したい」といった条件も簡単に書けます。
@Query("SELECT * FROM User WHERE age >= :minAge")
fun findUsersOlderThan(minAge: Int): List<User>
:minAgeは引数と連動しています。このように、柔軟な検索もDAOなら簡単にできます。
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