カテゴリ: Kotlin 更新日: 2025/12/26

KotlinのDAOの基本と使い方を徹底解説!初心者でもわかるデータ操作の仕組み

KotlinのDAO(Data Access Object)の基本と使い方
KotlinのDAO(Data Access Object)の基本と使い方

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Kotlinでデータベースにデータを追加したり取り出したりするにはどうすればいいんですか?」

先生

「そのときに活躍するのがDAO(ダオ)です。データベースに命令を出す役割を持っていますよ。」

生徒

「DAOって初めて聞きました。難しそうですね…」

先生

「心配しなくて大丈夫です。今回は、KotlinのRoomライブラリで使うDAOの基本と使い方を、初心者向けにわかりやすく解説していきます。」

1. DAO(Data Access Object)とは?

1. DAO(Data Access Object)とは?
1. DAO(Data Access Object)とは?

DAO(ダオ)とは、「データベースにアクセスするための部品」のことです。正式にはData Access Objectと呼ばれています。

簡単に言うと、DAOは「このデータを追加して」「全部取り出して」「このデータを削除して」といった、データベースへの命令をまとめて記述する場所です。

Kotlinでは、Roomライブラリを使ってデータベースを扱う際に、DAOを使ってデータ操作を行います。

2. DAOを使う理由は?

2. DAOを使う理由は?
2. DAOを使う理由は?

もしDAOがなければ、毎回データベースに命令するコードを手書きしなければならず、間違いも起きやすくなります。DAOを使うことで、次のようなメリットがあります:

  • データ操作のコードを整理できる
  • 読みやすく、保守しやすくなる
  • Roomライブラリと連携して自動的に処理を作ってくれる
  • SQL文を書かずにデータ操作できる場合が多い

初心者にとっても、DAOを使えば間違えにくくなり、安全にデータを扱えるようになります。

3. DAOの基本構文

3. DAOの基本構文
3. DAOの基本構文

DAOはKotlinのinterfaceとして定義し、Roomが提供するアノテーションを使って命令を書いていきます。以下が基本の形です。


import androidx.room.*

@Dao
interface UserDao {
    @Insert
    fun insert(user: User)

    @Query("SELECT * FROM User")
    fun getAll(): List<User>

    @Delete
    fun delete(user: User)
}

ここではinsertで追加、getAllで全件取得、deleteで削除を行っています。それぞれの命令にはRoomのアノテーション(注釈)を付けるのが特徴です。

4. DAOで使える主なアノテーション

4. DAOで使える主なアノテーション
4. DAOで使える主なアノテーション
アノテーション 意味
@Insert データを追加する fun insert(user: User)
@Query SQL文で検索や削除ができる SELECT * FROM User
@Delete データを削除する fun delete(user: User)
@Update データを更新する fun update(user: User)

これらのアノテーションは、Roomが中身の処理を自動で用意してくれるため、初心者でも迷わず使えます。

5. DAOとEntityの関係

5. DAOとEntityの関係
5. DAOとEntityの関係

DAOは、Entity(データの設計図)とセットで使います。たとえばUserというEntityがあると、DAOではこのUserに対して命令を出す関数を定義します。


@Entity
data class User(
    @PrimaryKey val id: Int,
    val name: String,
    val age: Int
)

このEntityに対応するDAOの関数で、「ユーザーを追加」「ユーザー一覧を取得」「ユーザーを削除」などの操作ができます。

6. DAOを使った処理の流れ

6. DAOを使った処理の流れ
6. DAOを使った処理の流れ

DAOを使ってデータベース操作を行う手順は次のようになります。

  1. Entityクラスを定義する
  2. DAOインターフェースを作成する
  3. DatabaseクラスでDAOを取得する
  4. DAOの関数を使って操作する

実際のコード例を見てみましょう。


val db = Room.databaseBuilder(
    applicationContext,
    AppDatabase::class.java, "user-db"
).build()

val userDao = db.userDao()
val user = User(1, "はなこ", 22)
userDao.insert(user)

このように、userDao.insertでユーザーを追加できます。非常に直感的で覚えやすいですね。

7. DAOの関数に戻り値をつける

7. DAOの関数に戻り値をつける
7. DAOの関数に戻り値をつける

DAOの関数には、戻り値(返ってくる値)をつけることもできます。たとえば、追加した件数を知りたい場合は次のように書きます。


@Insert
fun insert(user: User): Long

この場合、追加したデータのID(主キー)が返されます。結果を受け取ってログに出したり、次の処理に活かすこともできます。

8. SQL文を使った検索

8. SQL文を使った検索
8. SQL文を使った検索

@Queryを使うことで、SQL文を直接指定して検索できます。たとえば「20歳以上のユーザーだけ取得したい」といった条件も簡単に書けます。


@Query("SELECT * FROM User WHERE age >= :minAge")
fun findUsersOlderThan(minAge: Int): List<User>

:minAgeは引数と連動しています。このように、柔軟な検索もDAOなら簡単にできます。

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