カテゴリ: Kotlin 更新日: 2026/08/13

KotlinでJSONをパースする方法!初心者向けGson・Moshiの使い分けガイド

KotlinでJSONをパースする方法!Gson・Moshiの使い分け
KotlinでJSONをパースする方法!Gson・Moshiの使い分け

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Kotlinでインターネットから取得したデータを扱いたいんですけど、JSONってどうやって使うんですか?」

先生

「KotlinではJSON(ジェイソン)というデータ形式を扱うために、Gson(ジーソン)やMoshi(モシ)というライブラリを使ってパース(解析)するのが一般的です。」

生徒

「GsonとMoshiってどう違うんですか?どっちを使えばいいのか迷います…」

先生

「良い疑問ですね。今回はGsonとMoshiの基本的な使い方と、どう使い分ければいいかを初心者向けにわかりやすく解説していきます!」

1. JSONってなに?Kotlinで使う理由

1. JSONってなに?Kotlinで使う理由
1. JSONってなに?Kotlinで使う理由

JSON(JavaScript Object Notation)は、データのやりとりによく使われる軽量なフォーマットです。たとえば、天気情報アプリなどでインターネット経由で受け取るデータは、ほとんどがJSON形式です。

JSONは中身が「名前」と「値」のセットになっていて、文字でやりとりされます。KotlinでWeb APIと連携する際には、このJSONを読み込んで、Kotlinのクラス(データクラス)に変換して扱いやすくします。

2. JSONをパースするとは?

2. JSONをパースするとは?
2. JSONをパースするとは?

「パースする」とは、文字列になっているJSONをプログラムで読み取って、意味のあるデータに変換することです。たとえば、以下のようなJSON文字列があったとします。


{
    "name": "Taro",
    "age": 25
}

このようなデータを、KotlinのPersonクラスに変換することで、プログラムで扱いやすくなります。

3. Gsonの使い方(Google製ライブラリ)

3. Gsonの使い方(Google製ライブラリ)
3. Gsonの使い方(Google製ライブラリ)

Gson(ジーソン)はGoogleが提供しているJSONパーサーライブラリです。設定が少なくても使えるので初心者にもおすすめです。

まずは、build.gradle.kts(Gradleの設定ファイル)にGsonの依存関係を追加します。


dependencies {
    implementation("com.google.code.gson:gson:2.10.1")
}

次に、JSONデータを読み込むためのKotlinコードを見てみましょう。


import com.google.gson.Gson

data class Person(val name: String, val age: Int)

fun main() {
    val json = """{"name":"Taro","age":25}"""
    val gson = Gson()
    val person = gson.fromJson(json, Person::class.java)
    println(person)
}

Person(name=Taro, age=25)

このように、Gsonを使うとJSONを簡単にKotlinのデータクラスへ変換できます。

4. Moshiの使い方(Square製ライブラリ)

4. Moshiの使い方(Square製ライブラリ)
4. Moshiの使い方(Square製ライブラリ)

Moshi(モシ)はSquare社が開発したJSONライブラリで、Kotlinとの相性が良く、最近ではGsonの代わりとして注目されています。

まず、GradleにMoshiの依存を追加します。


dependencies {
    implementation("com.squareup.moshi:moshi:1.15.0")
    implementation("com.squareup.moshi:moshi-kotlin:1.15.0")
}

Moshiでは、Kotlinの拡張機能を使うためにmoshi-kotlinも一緒に入れる必要があります。


import com.squareup.moshi.Moshi
import com.squareup.moshi.kotlin.reflect.KotlinJsonAdapterFactory

data class Person(val name: String, val age: Int)

fun main() {
    val json = """{"name":"Taro","age":25}"""
    val moshi = Moshi.Builder()
        .add(KotlinJsonAdapterFactory())
        .build()
    val adapter = moshi.adapter(Person::class.java)
    val person = adapter.fromJson(json)
    println(person)
}

Person(name=Taro, age=25)

Moshiは型安全で、Kotlinのnull対応も強力にサポートしています。

5. GsonとMoshiの違いと使い分け

5. GsonとMoshiの違いと使い分け
5. GsonとMoshiの違いと使い分け

では、GsonMoshiはどう違って、どちらを選べばよいのでしょうか?

特徴 Gson Moshi
開発元 Google Square
Kotlin対応 やや弱め 強い
速度 やや遅め 高速
拡張性 高い 高い
初心者向け

もしこれから初めてJSONパースを試すなら、Gsonの方が導入しやすくおすすめです。ですが、Kotlinとの親和性を重視する場合や大規模開発ではMoshiの方が適しています。

6. JSONの構造が複雑なときは?

6. JSONの構造が複雑なときは?
6. JSONの構造が複雑なときは?

実際の開発では、もっとネストが深かったり、リストを含んだJSONもよくあります。そういった複雑なJSONでも、GsonもMoshiもデータクラスをうまく設計すれば対応可能です。

たとえば、以下のようなJSONなら


{
    "person": {
        "name": "Taro",
        "age": 25
    }
}

この場合、PersonWrapperというクラスを作って、さらに中にPersonを入れるようにすればOKです。


data class PersonWrapper(val person: Person)

このように、JSONの構造に合わせてデータクラスをネストすれば、複雑なデータでも安全に扱えるようになります。

まとめ

まとめ
まとめ

KotlinでJSONパースを理解することの重要性

今回の記事では、KotlinでJSONをパースする方法について、GsonとMoshiという代表的なライブラリを中心に学びました。 JSONはWeb APIや外部サービスと連携する際に必ずと言っていいほど登場するデータ形式であり、Kotlin開発において避けて通れない重要な基礎知識です。 特にAndroidアプリ開発では、サーバーから取得したデータを画面に表示する場面が多く、その際にJSONパースの理解があるかどうかで開発効率が大きく変わります。

GsonとMoshiの使い分けの考え方

GsonはGoogleが提供しているJSONライブラリであり、設定がシンプルで初心者にも扱いやすい点が大きな特徴です。 一方でMoshiはKotlinとの相性が良く、null安全性や型安全性に優れているため、より実務的で堅牢なアプリケーション開発に向いています。 初学者の段階ではGsonから始めて、Kotlinの理解が深まってきたタイミングでMoshiに移行するという流れも自然です。 このように、開発フェーズや目的に応じてライブラリを選択することが、効率的なKotlin開発につながります。

JSON構造とデータクラス設計の関係

JSONパースにおいて重要なのは、単にライブラリの使い方を覚えることではなく、JSON構造とKotlinのデータクラスを正しく対応させることです。 単純なキーと値のペアだけでなく、ネスト構造やリスト形式のデータにも対応できるようになることで、より実践的なアプリ開発が可能になります。 Kotlinのdata classを活用することで、JSONの内容を直感的に扱えるようになり、コードの可読性や保守性も大きく向上します。

サンプルプログラムで理解を深める


import com.google.gson.Gson

data class Person(val name: String, val age: Int)

fun main() {
    val json = """{"name":"Hanako","age":30}"""
    val gson = Gson()
    val person = gson.fromJson(json, Person::class.java)
    println(person)
}

Person(name=Hanako, age=30)

上記のように、JSON文字列をKotlinのデータクラスへ変換することで、プログラムの中で扱いやすい形に変換できます。 この基本パターンを理解しておくことで、どのようなAPIレスポンスにも応用できるようになります。

初心者が意識すべきポイント

KotlinでJSONパースを学ぶ際には、いきなり複雑な構造を扱うのではなく、まずはシンプルなJSONから始めることが大切です。 また、GsonやMoshiといったライブラリの違いを理解することで、自分の開発スタイルに合った選択ができるようになります。 さらに、Gradleの依存関係設定やライブラリのバージョン管理も含めて理解することで、より実践的なスキルとして身につきます。

先生と生徒の振り返り会話

生徒

KotlinでJSONパースをする理由がよく分かりました。Web APIと連携するためには必須の知識なんですね。

先生

その通りです。Kotlinでのアプリ開発ではJSONデータの扱いが基本になります。特にAndroid開発では頻繁に使われます。

生徒

GsonとMoshiの違いも理解できました。まずはGsonから試してみようと思います。

先生

良い判断ですね。最初はシンプルなJSONパースから始めて、慣れてきたらMoshiや複雑なデータ構造に挑戦していきましょう。

生徒

Kotlinのデータクラスを使うことで、JSONのデータがとても分かりやすくなるのも印象的でした。

先生

そうですね。Kotlinの強みを活かすことで、コードの可読性と保守性が向上します。これが実務でとても重要になります。

生徒

今後はAPIからデータを取得して、JSONパースして表示するところまで挑戦してみたいです。

先生

とても良い目標です。今回学んだJSONパースの知識は、Kotlin開発の基礎として今後も必ず役に立ちます。焦らず一歩ずつ進めていきましょう。

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この記事を読んだ人からの質問

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KotlinでJSONとは何ですか Web API連携でなぜ必要になるのですか

JSONはデータをやり取りするための形式でありWeb APIから取得する情報の多くがJSONで送られてきます KotlinではこのJSONをパースしてデータクラスに変換することで扱いやすくなります
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