Go言語のchannel応用テクニック集!初心者でもわかる並行処理パターン
生徒
「先生、channelって基本はわかるんですが、応用でどう使うかがよくわかりません。」
先生
「channelはgoroutine同士の通信手段ですが、工夫次第で複雑な並行処理も簡単に実装できます。今日は代表的なパターンを紹介します。」
生徒
「どんなパターンがありますか?」
先生
「例えば、パイプライン処理、ファンアウト・ファンイン、タイムアウト処理などです。それぞれコード例を見ながら解説します。」
1. パイプライン処理パターン
パイプライン処理は、複数のgoroutineが順番にデータを処理するパターンです。channelを使ってデータを次の処理に渡します。
package main
import "fmt"
func generate(nums ...int) <-chan int {
out := make(chan int)
go func() {
for _, n := range nums {
out <- n
}
close(out)
}()
return out
}
func square(in <-chan int) <-chan int {
out := make(chan int)
go func() {
for n := range in {
out <- n * n
}
close(out)
}()
return out
}
func main() {
nums := generate(1, 2, 3, 4)
squares := square(nums)
for sq := range squares {
fmt.Println(sq)
}
}
この例では、generateで数値を生成し、squareで平方に変換しています。channelでデータを順番に渡しています。
2. ファンアウト・ファンインパターン
ファンアウトは1つのchannelから複数のgoroutineに仕事を分散すること、ファンインは複数のgoroutineから1つのchannelに結果を集約することです。
package main
import (
"fmt"
"sync"
)
func worker(id int, jobs <-chan int, results chan<- int, wg *sync.WaitGroup) {
defer wg.Done()
for j := range jobs {
results <- j * 2
}
}
func main() {
jobs := make(chan int, 5)
results := make(chan int, 5)
var wg sync.WaitGroup
for w := 1; w <= 3; w++ {
wg.Add(1)
go worker(w, jobs, results, &wg)
}
for j := 1; j <= 5; j++ {
jobs <- j
}
close(jobs)
wg.Wait()
close(results)
for res := range results {
fmt.Println(res)
}
}
この例では、3つのgoroutineでジョブを並列処理し、結果を1つのchannelに集めています。これにより効率的に複数のタスクを処理できます。
3. タイムアウト処理パターン
select文を使うと、channelの受信にタイムアウトを設定できます。これにより処理が止まらず、一定時間後に次の処理に移れます。
package main
import (
"fmt"
"time"
)
func main() {
ch := make(chan int)
select {
case val := <-ch:
fmt.Println("受信:", val)
case <-time.After(1 * time.Second):
fmt.Println("タイムアウトしました")
}
}
この例では、1秒間データが来なければタイムアウトして次の処理に進みます。これでgoroutineが無限に待つことを防げます。
4. channelの応用テクニックまとめ
- パイプライン:データを段階的に処理して効率化
- ファンアウト・ファンイン:複数goroutineで仕事を分散し、結果を集約
- タイムアウト:select文と
time.Afterで待ち時間を制御 - バッファ付きchannel:送信をブロックせずに一定量のデータを溜められる
- channelのクローズ:データの送信終了を通知して安全にrangeで受信
これらのパターンを覚えておくと、Go言語での並行処理がぐっと柔軟になります。
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