カテゴリ: Kotlin 更新日: 2025/11/28

Kotlinで外部ライブラリを導入する方法をやさしく解説!Maven CentralとJitPackの使い方

Kotlinで外部ライブラリを導入する方法(Maven Central/JitPackの利用)
Kotlinで外部ライブラリを導入する方法(Maven Central/JitPackの利用)

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Kotlinで外部ライブラリを使いたいんですけど、どうすればいいんですか?」

先生

「いい質問ですね。Kotlinでは『ビルドツール』を使って、簡単に外部ライブラリをプロジェクトに追加できますよ。」

生徒

「ビルドツール?それって何ですか?」

先生

「ビルドツールというのは、Kotlinのプログラムを作るときに、自動で必要な設定や依存ライブラリの準備をしてくれる便利な仕組みのことです。代表的なのはGradleですね。」

生徒

「なるほど…。じゃあ、そのGradleを使って外部ライブラリをどうやって追加するんですか?」

先生

「じゃあ、Maven CentralとJitPackという2つの方法を使って、実際にやり方を見てみましょう!」

1. 外部ライブラリとは?

1. 外部ライブラリとは?
1. 外部ライブラリとは?

外部ライブラリとは、自分以外の人が作った便利なプログラムのことです。例えば、日付や時刻を簡単に扱うライブラリ、画像を表示するライブラリなどがあります。これらを使うと、自分ですべての処理を書かなくても、すでにある機能を活用できます。

2. Gradleって何?

2. Gradleって何?
2. Gradleって何?

Gradle(グレードル)は、Kotlinでアプリやツールを作るときに使われる「ビルドツール」です。ビルドとは、プログラムを動かせる形に変換する作業のことを言います。

Gradleを使えば、以下のような作業を自動で行ってくれます。

  • プログラムのコードを整理して実行形式にする
  • 必要な外部ライブラリを自動でダウンロードしてくれる
  • プロジェクトの設定をわかりやすく管理できる

Gradleの設定ファイルは、build.gradle.kts というファイル名になっていることが多いです(Kotlin用の設定ファイル)。

3. Maven Centralから外部ライブラリを導入する方法

3. Maven Centralから外部ライブラリを導入する方法
3. Maven Centralから外部ライブラリを導入する方法

Maven Central(メイヴン・セントラル)は、世界中の開発者が作ったライブラリが集まっている倉庫のような場所です。とても信頼性が高く、多くのプロジェクトで利用されています。

例えば、「Kotlinx Serialization」というJSON(データ形式)を扱うライブラリを使いたいときは、以下のように build.gradle.kts に書きます。


dependencies {
    implementation("org.jetbrains.kotlinx:kotlinx-serialization-json:1.5.1")
}

このように書くだけで、Gradleが自動的にMaven Centralから必要なファイルを取ってきてくれます。

4. JitPackから外部ライブラリを導入する方法

4. JitPackから外部ライブラリを導入する方法
4. JitPackから外部ライブラリを導入する方法

JitPack(ジットパック)は、GitHub上に公開されているソースコードをそのままライブラリとして使えるサービスです。Maven Centralに公開されていないライブラリでも使えるのが特徴です。

使い方は2ステップです。

① リポジトリを追加

まず、Gradleの設定ファイルにJitPackのURLを追加します。


repositories {
    mavenCentral()
    maven("https://jitpack.io")
}

② ライブラリを追加

次に、GitHub上のプロジェクト情報を指定してライブラリを追加します。


dependencies {
    implementation("com.github.UserName:RepositoryName:Tag")
}

UserNameはGitHubのユーザー名、RepositoryNameはリポジトリ名、Tagはリリースされたバージョンタグを意味します。

例えば、Retrofitという人気のライブラリをJitPackで指定する場合は以下のようになります。


dependencies {
    implementation("com.github.squareup.retrofit2:retrofit:2.9.0")
}

5. 実際に外部ライブラリを使ってみよう(JSONを扱う例)

5. 実際に外部ライブラリを使ってみよう(JSONを扱う例)
5. 実際に外部ライブラリを使ってみよう(JSONを扱う例)

外部ライブラリの使い方として、今回は「Kotlinx Serialization」を使ってJSONという形式のデータを扱ってみましょう。


import kotlinx.serialization.*
import kotlinx.serialization.json.*

@Serializable
data class User(val name: String, val age: Int)

fun main() {
    val json = Json.encodeToString(User("太郎", 20))
    println(json)
}

{"name":"太郎","age":20}

このように、外部ライブラリを使えば、面倒な処理も簡単にできるようになります。

6. 依存管理とは?

6. 依存管理とは?
6. 依存管理とは?

依存管理(いぞんかんり)とは、プロジェクトがどのライブラリに頼って動いているかを明確に管理することです。これをしないと、バージョンの違いや設定ミスでエラーになることがあります。

Gradleの設定ファイルには、どのライブラリを使っていて、どのバージョンかがすべて書かれているため、他の人が見ても同じ環境で開発できるのが特徴です。

7. Kotlinでの外部ライブラリ導入のポイントまとめ

7. Kotlinでの外部ライブラリ導入のポイントまとめ
7. Kotlinでの外部ライブラリ導入のポイントまとめ
  • KotlinではGradleを使って外部ライブラリを管理する
  • Maven Centralは標準的で安全なライブラリの倉庫
  • JitPackはGitHub上のコードをライブラリとして使える
  • 設定ファイルはbuild.gradle.ktsに記述する
  • 依存管理はチーム開発やバージョン管理に重要

最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ慣れていけば大丈夫です。Kotlinの外部ライブラリの仕組みを使いこなせば、開発がもっと楽になりますよ。

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