カテゴリ: Kotlin 更新日: 2026/02/13

Kotlinの例外処理とキャンセルの連携を完全ガイド!初心者でもわかるCoroutineExceptionHandlerの使い方

Kotlinの例外処理とキャンセルの連携(CoroutineExceptionHandler)
Kotlinの例外処理とキャンセルの連携(CoroutineExceptionHandler)

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Kotlinのコルーチンで、エラーが発生したときにキャンセルされたりして混乱してます…。どうやってエラー処理するのが正しいんですか?」

先生

「それはCoroutineExceptionHandlerを使うと、うまく例外処理とキャンセルを連携できますよ。非同期処理でのエラーは見えづらいので、ちゃんとキャッチする方法が必要なんです。」

生徒

「CoroutineExceptionHandlerってなんですか?初心者でも使えますか?」

先生

「もちろん!わかりやすく例を交えて解説していきましょう!」

1. 非同期処理と例外の関係とは?

1. 非同期処理と例外の関係とは?
1. 非同期処理と例外の関係とは?

通常のKotlinコードでは、エラーが出たときにtry-catchで対応できますが、非同期処理(コルーチン)ではlaunchの中で発生したエラーがメインスレッドに伝わらないことがあります。

そのため、例外が発生しても気づかずにプログラムが止まることも…。これを防ぐのがCoroutineExceptionHandlerです。

2. CoroutineExceptionHandlerとは?

2. CoroutineExceptionHandlerとは?
2. CoroutineExceptionHandlerとは?

CoroutineExceptionHandlerは、Kotlinの非同期処理で発生した「予期しないエラー」を安全に処理するための仕組みです。

launchなどでコルーチンを起動したとき、内部でエラーが起きた場合でも、このハンドラーがあれば処理を中断せずに、エラーメッセージを記録したり、他の処理に影響を与えずに済ませたりできます。

3. 基本の使い方を見てみよう

3. 基本の使い方を見てみよう
3. 基本の使い方を見てみよう

まずはシンプルな例でCoroutineExceptionHandlerを使ってみましょう。


import kotlinx.coroutines.*

fun main() = runBlocking {
    val handler = CoroutineExceptionHandler { _, exception ->
        println("エラーをキャッチしました: ${exception.message}")
    }

    val job = launch(handler) {
        throw RuntimeException("故意のエラーです")
    }

    job.join()
}

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4. 実行結果の確認

4. 実行結果の確認
4. 実行結果の確認

エラーをキャッチしました: 故意のエラーです

このように、コルーチンの中でエラーが起きてもCoroutineExceptionHandlerがちゃんと対応してくれます。

5. キャンセルと例外処理の関係

5. キャンセルと例外処理の関係
5. キャンセルと例外処理の関係

コルーチンでは、ある1つの処理が失敗すると、他の処理も「キャンセル(中断)」されることがあります。これは構造化同時実行の仕組みによるものです。

でも、すべての処理が巻き添えになるのは困る場合もありますよね。そういうときはsupervisorScopeを使って、エラーが出ても他の処理を止めないようにします。

6. エラーとキャンセルを連携して処理する例

6. エラーとキャンセルを連携して処理する例
6. エラーとキャンセルを連携して処理する例

次は、CoroutineExceptionHandlersupervisorScopeを組み合わせた例です。


fun main() = runBlocking {
    val handler = CoroutineExceptionHandler { _, exception ->
        println("ハンドラーで捕捉: ${exception.message}")
    }

    supervisorScope {
        launch(handler) {
            delay(300)
            throw RuntimeException("エラー発生!")
        }

        launch {
            repeat(5) {
                delay(100)
                println("処理中... $it")
            }
        }
    }
}

7. 実行結果の確認

7. 実行結果の確認
7. 実行結果の確認

処理中... 0
処理中... 1
ハンドラーで捕捉: エラー発生!
処理中... 2
処理中... 3
処理中... 4

このように、片方の処理でエラーが起きても、もう片方の処理はキャンセルされずに続いています。

8. どんなときに使うの?

8. どんなときに使うの?
8. どんなときに使うの?

CoroutineExceptionHandlerは、次のような場面で非常に役立ちます:

  • ログにエラーメッセージを出して原因を追いたいとき
  • ユーザーにエラー通知を表示したいとき
  • エラーが出ても他の処理は続けたいとき

非同期処理の失敗は目に見えにくいため、ハンドラーでしっかり対応することが大切です。

9. 初心者が覚えておきたい例外処理のポイント

9. 初心者が覚えておきたい例外処理のポイント
9. 初心者が覚えておきたい例外処理のポイント
  • 非同期処理ではエラーが見えにくい
  • CoroutineExceptionHandlerでエラー処理を見える化
  • supervisorScopeを使えば、他の処理を止めずに済む
  • ログ・通知・デバッグにも活用できる

Kotlinの非同期プログラミングで失敗しないためには、例外処理とキャンセル処理を正しく理解し、適切に連携させることがとても重要です。

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