カテゴリ: Kotlin 更新日: 2025/12/17

Kotlinのモックライブラリ活用術!MockitoとKluentの使い方を初心者向けに解説

Kotlinのモックライブラリ(Mockito/Kluentなど)の活用方法
Kotlinのモックライブラリ(Mockito/Kluentなど)の活用方法

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Kotlinのテストでモックって言葉を見かけたんですが、どういう意味なんですか?」

先生

「モックとは、実際の処理の代わりに、テスト専用のにせものを使ってテストする方法です。現実の代わりにダミーで動かすイメージですね。」

生徒

「にせものって、どうやって作るんですか?」

先生

「それを簡単にするのがMockitoKluentというモックライブラリなんです。実際にコードを見ながら解説しましょう。」

1. モックとは?Kotlinのテストでの役割

1. モックとは?Kotlinのテストでの役割
1. モックとは?Kotlinのテストでの役割

モック(Mock)とは、本物のクラスやサービスの代わりに使うダミーのことです。たとえば、データベースや外部APIなど「テストでは扱いづらいもの」をモックに置き換えることで、安全かつ簡単にテストできます。

現実世界でいうと、料理の練習で本物の肉を使わずに模型の食材で練習するようなイメージです。

2. Kotlinで使えるモックライブラリとは?

2. Kotlinで使えるモックライブラリとは?
2. Kotlinで使えるモックライブラリとは?

Kotlinでよく使われるモックライブラリには、以下の2つがあります。

  • Mockito(モキート):Javaでも有名な定番のモックライブラリ
  • Kluent(クルエント):Kotlin専用の書きやすいモック表現ができるライブラリ

どちらもKotlinのテストでモック処理をするために便利です。次の章で使い方を見ていきます。

3. Mockitoの基本的な使い方

3. Mockitoの基本的な使い方
3. Mockitoの基本的な使い方

まずはMockitoを使った基本の例を紹介します。今回は「メッセージを送るクラス」をモック化して、ちゃんと呼ばれたかを確認するテストです。


import org.mockito.Mockito.*
import org.junit.jupiter.api.Test

class Notifier {
    fun send(message: String) {
        println("送信: $message")
    }
}

class UserService(private val notifier: Notifier) {
    fun notifyUser() {
        notifier.send("こんにちは!")
    }
}

class UserServiceTest {

    @Test
    fun testNotifyUser() {
        val mockNotifier = mock(Notifier::class.java)
        val service = UserService(mockNotifier)

        service.notifyUser()

        verify(mockNotifier).send("こんにちは!")
    }
}

mock()でにせものを作り、verify()でちゃんと使われたかを確認できます。

4. Mockitoで戻り値を設定する

4. Mockitoで戻り値を設定する
4. Mockitoで戻り値を設定する

モックに対して「こういうときに、こう返してほしい」と指示することもできます。


interface Calculator {
    fun add(a: Int, b: Int): Int
}

@Test
fun testMockReturnValue() {
    val mockCalc = mock(Calculator::class.java)
    `when`(mockCalc.add(1, 2)).thenReturn(3)

    val result = mockCalc.add(1, 2)
    assert(result == 3)
}

when(...).thenReturn(...)という書き方で、返り値を指定できます。

5. Kluentを使ったシンプルな書き方

5. Kluentを使ったシンプルな書き方
5. Kluentを使ったシンプルな書き方

Kluentは、Kotlinに特化した「やさしい文法」で書けるのが魅力です。テストコードが読みやすくなります。


import org.amshove.kluent.*
import org.junit.jupiter.api.Test

class Greeting {
    fun say(): String = "Hello"
}

@Test
fun testGreeting() {
    val greeting = Greeting()
    greeting.say() shouldBeEqualTo "Hello"
}

shouldBeEqualToのように、英語の文のような形で書けるので、直感的です。

6. KluentでMockitoを組み合わせて使う

6. KluentでMockitoを組み合わせて使う
6. KluentでMockitoを組み合わせて使う

Kluent単体ではモック作成ができませんが、mock()verify()はMockitoと併用できます。


@Test
fun testWithKluentAndMockito() {
    val notifier = mock(Notifier::class.java)
    val service = UserService(notifier)

    service.notifyUser()

    verify(notifier).send("こんにちは!")
}

このように、Mockitoの機能をKluentと一緒に使うことで、より読みやすいテストが書けます。

7. モックを使うメリットとは?

7. モックを使うメリットとは?
7. モックを使うメリットとは?

Kotlinでのテストにモックライブラリを使うと、次のような利点があります。

  • 外部の仕組み(API・DBなど)に依存せずテストできる
  • テストのスピードが速くなる
  • 異常系や失敗パターンも自由に試せる

現実に近いテストを、安全かつ簡単に再現できるのがモックの魅力です。

8. Kotlinのテストにモックを使うときの注意点

8. Kotlinのテストにモックを使うときの注意点
8. Kotlinのテストにモックを使うときの注意点

モックに頼りすぎると、実際の動きと違ってしまうこともあります。以下のポイントに注意しましょう。

  • モックは現実と違う動きをするかもしれない
  • すべてモックにすると、本物でのテストができない
  • 必要な場面だけで使うのがベスト

正しい場所で適切に使えば、Kotlinのテストがぐっとやさしくなります。

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