カテゴリ: Kotlin 更新日: 2026/01/18

Kotlinのクリーンアーキテクチャ入門!レイヤー分割の考え方を初心者向けに解説

Kotlinのクリーンアーキテクチャ入門!レイヤー分割の考え方
Kotlinのクリーンアーキテクチャ入門!レイヤー分割の考え方

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Kotlinでアプリを作るとき、どうやってコードを整理すればいいのかよくわかりません…」

先生

「とても大切なポイントですね。コードを分かりやすく保つためには、クリーンアーキテクチャという考え方がありますよ。」

生徒

「クリーンアーキテクチャって何ですか?初めて聞きました!」

先生

「では、初心者でも理解できるように、Kotlinを使ったクリーンアーキテクチャの基本を順番に学んでいきましょう。」

1. クリーンアーキテクチャとは?

1. クリーンアーキテクチャとは?
1. クリーンアーキテクチャとは?

クリーンアーキテクチャとは、アプリを開発するときに、コードを役割ごとに分けて整理する考え方です。特に、アプリの規模が大きくなると、コードがゴチャゴチャしてしまいがちです。

そこで、関係のある処理を「グループ」にして、レイヤー(層)に分けることで、見通しがよくなり、修正もしやすくなります

例えるなら、「料理のレシピ」を「材料の準備」「調理」「盛り付け」に分けるようなものです。

2. クリーンアーキテクチャの基本構造

2. クリーンアーキテクチャの基本構造
2. クリーンアーキテクチャの基本構造

Kotlinでアプリを作るとき、クリーンアーキテクチャでは主に次の4つのレイヤーに分けて考えます。

  • エンティティ(Entity):アプリの中で扱う「データの本質」。たとえば「ユーザー」や「商品」など。
  • ユースケース(UseCase):どんな処理をするか。たとえば「ログイン処理」や「商品をカートに追加する」など。
  • インターフェースアダプター(Interface Adapter):画面やデータのやり取りのための橋渡し。
  • フレームワークとドライバ(Framework & Driver):KotlinやAndroidの部品そのもの。たとえばデータベースやAPIとの接続など。

このように分けることで、それぞれの役割がはっきりして、変更に強くなるのです。

3. Kotlinでのレイヤー分割の具体例

3. Kotlinでのレイヤー分割の具体例
3. Kotlinでのレイヤー分割の具体例

ここでは、「ユーザーがログインする機能」を例にして、Kotlinでどうレイヤー分割できるかを見てみましょう。

エンティティ(Entity)

ログインに必要な情報(ユーザー名やパスワード)を表すデータクラスです。


data class User(val id: Int, val name: String, val password: String)

ユースケース(UseCase)

ログイン処理のビジネスロジック(考え方)をここに書きます。


class LoginUseCase(private val userRepository: UserRepository) {
    fun login(name: String, password: String): Boolean {
        val user = userRepository.findByName(name)
        return user?.password == password
    }
}

インターフェースアダプター(Interface Adapter)

ユーザー情報をどこから取るか、外部とのやり取りの窓口を担当します。


interface UserRepository {
    fun findByName(name: String): User?
}

フレームワーク(Framework)

実際にデータベースからユーザーを探す処理をここに実装します。


class DatabaseUserRepository : UserRepository {
    override fun findByName(name: String): User? {
        // データベースからユーザーを検索する処理
        return User(1, "Taro", "1234")
    }
}

4. どうしてレイヤー分割が大切なの?

4. どうしてレイヤー分割が大切なの?
4. どうしてレイヤー分割が大切なの?

クリーンアーキテクチャでレイヤーを分けると、以下のようなメリットがあります。

  • 1つの部分を変えても、他の部分への影響が少ない
  • コードの見通しがよくなって、バグを見つけやすい
  • 複数人で開発するとき、役割を分けやすい

たとえば、ログインの方法だけを変更したい場合、ユースケース部分だけを修正すれば済むので、他の画面やデータベースのコードは触らなくてよくなります。

5. レイヤーごとにファイルを分けよう

5. レイヤーごとにファイルを分けよう
5. レイヤーごとにファイルを分けよう

Kotlinでクリーンアーキテクチャを実践するには、レイヤーごとにファイルやフォルダを分けるのがコツです。

次のような構造にすると、管理がしやすくなります。


com.example.app
│
├─ entity
│   └─ User.kt
│
├─ usecase
│   └─ LoginUseCase.kt
│
├─ repository
│   └─ UserRepository.kt
│
└─ infrastructure
    └─ DatabaseUserRepository.kt

このように分けておくと、「どこに何を書くべきか」が明確になって、初心者でも迷わず開発を進められるようになります。

6. クリーンアーキテクチャを使う場面は?

6. クリーンアーキテクチャを使う場面は?
6. クリーンアーキテクチャを使う場面は?

クリーンアーキテクチャは、中〜大規模なアプリで特に効果を発揮します。機能が増えたときに、あとからでも整理しやすくなるからです。

もちろん、小さなアプリでも最初から構造を意識しておくと、後で機能を追加するときにとても楽になります。

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