Kotlinでアーキテクチャ設計の基本!MVC・MVP・MVVMの違いを解説
生徒
「Kotlinでアプリを作るときって、どんな風に設計すればいいんですか?」
先生
「いい質問ですね。アプリを作るときには、設計のルールや仕組みがあるんですよ。MVCやMVP、MVVMというアーキテクチャパターンを使います。」
生徒
「なんだか難しそうな言葉が出てきました…」
先生
「大丈夫。とっても分かりやすく説明するので、Kotlin初心者でも安心してくださいね!」
1. アーキテクチャって何?Kotlinで必要な理由
「アーキテクチャ」という言葉は、建物の設計図のようなものです。Kotlinでアプリを作るときにも、どこに何を書くかを決める「設計図」が必要になります。これがソフトウェアのアーキテクチャです。
例えば、おもちゃのロボットを作るときに、「頭」「手」「足」をバラバラに作っておいて、あとで組み立てたほうが作りやすいですよね。Kotlinのアプリも同じように、役割を分けて作ることで、修正や追加がしやすくなります。
2. MVCとは?Model・View・Controllerの分担
MVCは、「Model(モデル)」「View(ビュー)」「Controller(コントローラー)」の3つの役割に分けてアプリを設計する方法です。
- Model(モデル):データや計算などの「中身」を担当します。
- View(ビュー):画面に表示される「見た目」を担当します。
- Controller(コントローラー):ユーザーの操作を受け取って、ModelやViewを動かします。
たとえば「天気アプリ」を作る場合、Modelが天気のデータを持ち、Viewが天気を表示し、Controllerが「更新ボタン」が押されたことを受け取ってModelに伝える、という流れになります。
3. MVPとは?Presenterが登場!
MVPは、「Model」「View」「Presenter」の3つに分けます。Controllerの代わりにPresenter(プレゼンター)が使われます。
- Model:データや処理を担当
- View:画面の見た目や表示
- Presenter:ViewとModelの橋渡し役
Presenterは、Viewからの命令を受け取って、Modelに指示を出し、その結果をViewに返す役割です。
MVCよりもViewの中にロジックを入れずに済むため、テストがしやすく、KotlinのAndroid開発でもよく使われます。
4. MVVMとは?Kotlinアプリに相性バツグン
MVVMは、「Model」「View」「ViewModel」という3つに分けます。KotlinのAndroidアプリでは、とくにこのMVVMがよく使われています。
- Model:データの中身や処理
- View:画面に見える部分
- ViewModel:データと画面の橋渡し役で、画面に表示する値を管理する
MVVMでは、「データバインディング」という仕組みを使って、ViewとViewModelが自動でつながることが特徴です。
例えば、ViewModelの「気温」の変数が変わると、自動的に画面の表示も変わるようにできます。とても便利で、画面とロジックを分けやすいのがメリットです。
5. MVC・MVP・MVVMの違いを表で比較!
Kotlinでのアーキテクチャ選びに迷ったときは、以下の表を参考にしてみてください。
| アーキテクチャ | 構成要素 | 特徴 |
|---|---|---|
| MVC | Model, View, Controller | 古くから使われている。ViewとControllerが密結合しやすい。 |
| MVP | Model, View, Presenter | Viewとロジックが分離しやすく、テストがしやすい。 |
| MVVM | Model, View, ViewModel | データバインディングを活用できる。Androidと相性が良い。 |
6. KotlinでMVVMを使った簡単な例
ここでは、KotlinでMVVMの基本的な構成を簡単に紹介します。これは「カウントアップボタン」を使ったサンプルです。
// ViewModel
class CounterViewModel {
var count: Int = 0
fun increment() {
count++
}
}
// View(仮想的な例)
fun render(viewModel: CounterViewModel) {
println("現在のカウント: ${viewModel.count}")
}
// 処理の流れ
fun main() {
val viewModel = CounterViewModel()
viewModel.increment()
render(viewModel)
}
このように、ViewModelにデータと処理を任せて、Viewは表示だけを行います。
7. どのアーキテクチャを選べばいいの?
これからKotlinでAndroidアプリを開発しようとしている初心者の方には、MVVMがおすすめです。理由は以下の通りです。
- 画面とロジックを分けやすい
- コードがきれいに保てる
- データバインディングが便利
最初は難しく感じるかもしれませんが、少しずつ理解していけば大丈夫です。MVVMに慣れてくると、アプリの開発や修正がとてもスムーズになります。