Swiftの並列処理と制御フローの違いを徹底解説!初心者でもわかる基本のキ
生徒
「Swiftで複数の処理を同時に動かすことってできますか?」
先生
「はい、Swiftでは並列処理という仕組みを使って、同時に複数の作業を進めることができますよ。」
生徒
「それって、if文やfor文みたいな制御フローとは何が違うんですか?」
先生
「いい質問ですね。それぞれ役割が違うので、順番に丁寧に解説していきましょう!」
1. Swiftの制御フローとは?
Swiftの制御フローとは、プログラムの流れをコントロールする仕組みのことです。代表的なものとして、if文(条件分岐)やfor文(繰り返し)、while文(条件による繰り返し)などがあります。
例えば、「もし〇〇なら〜する」「〇回くり返す」といった処理を実行するときに使われます。これらは一つずつ順番に実行されるというのが特徴です。
for i in 1...3 {
print("処理中:\(i)")
}
処理中:1
処理中:2
処理中:3
このように、制御フローでは上から順番に処理が実行されます。
2. Swiftの並列処理とは?
一方で並列処理(へいれつしょり)は、複数の作業を同時に進めるための仕組みです。人間でたとえるなら、「掃除しながら洗濯機を回す」ような感じです。
Swiftでは、DispatchQueueやasync/awaitというキーワードを使って並列処理を実現できます。
import Foundation
DispatchQueue.global().async {
print("バックグラウンド処理中")
}
print("メイン処理中")
メイン処理中
バックグラウンド処理中
この例では、DispatchQueue.global().asyncで指定した処理が、他の処理と同時に動きます。順番に動く制御フローとは違って、同時に実行されるのが特徴です。
3. 並列処理と制御フローの違い
制御フローと並列処理は、どちらもプログラムの流れに関係していますが、動き方がまったく異なります。
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 制御フロー | 上から順に1つずつ処理 |
| 並列処理 | 複数の処理を同時に実行 |
たとえば、制御フローでは「料理→掃除→洗濯」の順番でしか進めませんが、並列処理では「料理しながら洗濯して、合間に掃除する」ような動きができます。
4. 並列処理を使うとどんなメリットがある?
並列処理を使うと、アプリの動作が速くなったり、スムーズに感じられるというメリットがあります。
- 画像の読み込み中にボタンが押せる
- インターネット通信をしながら画面の表示を続ける
- 重い処理をバックグラウンドで動かす
ユーザーにとっても、アプリが止まらずに反応するので使いやすさ(ユーザー体験)が向上します。
5. 並列処理にも注意点がある
便利な並列処理ですが、注意しないと処理の順番がバラバラになったり、同時に同じデータを扱ってエラーになることがあります。
たとえば、同じ変数を同時に書き換えてしまうと、予想と違う結果になることもあるので、そうしたときは排他制御(はいたせいぎょ)が必要です。
排他制御とは、「同時に1人しか使えないようにするルール」のようなものです。たとえば、トイレの鍵を閉めるのと同じで、他の人が勝手に入ってこないようにする考え方です。
6. 並列処理の基本
Swiftの並列処理は、処理を効率化したいときや、時間のかかる作業を裏で動かしたいときにとても便利です。
ただし、すべてを並列にすれば良いというわけではなく、制御フローと組み合わせて上手に使い分けることが重要です。
初心者のうちは、まずDispatchQueueを使った並列処理の雰囲気をつかむことから始めてみましょう。
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