カテゴリ: Go言語 更新日: 2025/12/23

Go言語のchannelクローズ(close関数)の役割と注意点を解説!初心者向け完全ガイド

Go言語のchannelクローズ(close関数)の役割と注意点
Go言語のchannelクローズ(close関数)の役割と注意点

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「先生、Go言語でchannelを使った後にclose関数って何のためにあるんですか?」

先生

「channelを閉じることで、送信が完了したことを受信側に伝えるために使います。閉じたchannelに送信はできませんが、受信は残っているデータを受け取ることができます。」

生徒

「なるほど。でも閉じないとどうなるんですか?」

先生

「閉じないと、受信側はデータがもう来ないことがわからず、無限に待ち続けてしまうことがあります。特にループで受信する場合は注意が必要です。」

1. channelのclose関数とは?

1. channelのclose関数とは?
1. channelのclose関数とは?

Go言語(Golang)のclose関数は、channelを閉じるための関数です。閉じることで、送信がこれ以上行われないことを明示的に示せます。
channelを閉じると受信側は残りのデータを受け取った後、追加のデータが来ないことを確認できます。

閉じたchannelから値を受信すると、ゼロ値とともに第二戻り値のbooleanで「もうデータがない」ことを知ることができます。

2. channelクローズの基本例

2. channelクローズの基本例
2. channelクローズの基本例

簡単な例で、channelを送信してから閉じる方法を見てみましょう。


package main

import "fmt"

func main() {
    ch := make(chan int, 3)
    
    // データを送信
    ch <- 1
    ch <- 2
    ch <- 3

    // channelを閉じる
    close(ch)

    // 受信
    for v := range ch {
        fmt.Println(v)
    }
}

この例では、バッファ付きchannelに3つの値を送信したあとにclose(ch)で閉じています。
受信側ではfor v := range chで、channelが閉じられるまでループして値を順番に取り出せます。

実行結果は次の通りです。


1
2
3

3. close関数を使うときの注意点

3. close関数を使うときの注意点
3. close関数を使うときの注意点

channelのcloseにはいくつか注意点があります。

  • 送信側が複数ある場合、同じchannelを複数のゴルーチンが閉じないようにすること
  • 閉じたchannelに送信するとpanicが発生する
  • 受信側は閉じたchannelからも値を受け取れるが、ゼロ値が返ることを理解する

例えば、閉じたchannelに送信すると次のようにエラーになります。


package main

func main() {
    ch := make(chan int)
    close(ch)
    ch <- 1 // panic: send on closed channel
}

4. 受信側でcloseを確認する方法

4. 受信側でcloseを確認する方法
4. 受信側でcloseを確認する方法

受信側では、channelが閉じているかを第二戻り値で確認できます。これにより、ループを安全に抜けることができます。


package main

import "fmt"

func main() {
    ch := make(chan int, 2)
    ch <- 10
    ch <- 20
    close(ch)

    for {
        v, ok := <-ch
        if !ok {
            fmt.Println("channelは閉じられました")
            break
        }
        fmt.Println(v)
    }
}

実行結果:


10
20
channelは閉じられました

このように、okで閉じたかどうかを判定すると、panicを防ぎ安全に処理できます。

5. close関数を活用したパターン

5. close関数を活用したパターン
5. close関数を活用したパターン

複数のゴルーチンからのデータ送信後にchannelを閉じて、受信側でまとめて処理するパターンがよく使われます。
例えばワーカー処理や、非同期で複数データを集める場合です。

こうした使い方をすることで、受信側は「もう送信はない」とわかり、forループで安全に終了できます。

6. まとめ的な補足ポイント

6. まとめ的な補足ポイント
6. まとめ的な補足ポイント
  • channelはデータのやり取り用の通信路で、closeで送信終了を明示できる
  • 受信側はrangeや第二戻り値のbooleanで安全に受信完了を確認可能
  • 送信側が複数ある場合は閉じるタイミングに注意し、閉じたchannelには送信しない
  • close関数はゴルーチン間の同期や終了判定に便利な手段
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