Kotlinの文字列の長さを取得する方法を徹底解説!初心者でもわかるlengthプロパティの使い方
生徒
「Kotlinで、文字列がどれくらいの長さなのか調べることってできますか?」
先生
「はい、Kotlinでは文字列の長さを知りたいときにlength(レングス)というプロパティを使いますよ。」
生徒
「プロパティってなんですか?あと、どうやって使えばいいのか全然わかりません…。」
先生
「大丈夫です!まずはプロパティの意味から、lengthの使い方まで、やさしく順番に説明していきましょう。」
1. 文字列の長さってなに?
プログラミングでいう「文字列の長さ」とは、その文字列の中に何文字あるかを数えることです。たとえば、「こんにちは」という文字列は5文字です。半角の英語でも、日本語でも、1文字として数えられます。
この「文字数」をKotlinで調べたいときに使うのが、lengthというプロパティです。
2. lengthプロパティとは?
length(レングス)は英語で「長さ」という意味の単語です。Kotlinでは、文字列の長さを知るためにlengthプロパティを使います。
プロパティとは、「あるものにくっついている情報」のようなものです。たとえば、ひとの名前や年齢のような「情報」がひとにくっついているように、文字列にも「長さ」という情報がくっついています。それを取り出すのがlengthです。
3. 基本的な使い方を見てみよう
それでは、Kotlinで実際に文字列の長さを取得する方法を見てみましょう。
fun main() {
val text = "こんにちは"
println(text.length)
}
5
このように、変数textに入っている文字列のlengthを取り出すと、その中に何文字あるかが数字で表示されます。この例では「こんにちは」は5文字なので、「5」と表示されます。
4. 英語や記号でも試してみよう
日本語だけでなく、英語や記号も文字として数えることができます。次の例で見てみましょう。
val english = "Hello!"
val symbols = "@#\$%&*"
println(english.length)
println(symbols.length)
6
7
「Hello!」は6文字、「@#$%&*」は7文字として数えられます。スペース(空白)も1文字として数えられるので注意してください。
5. 空文字列やスペースも長さに影響する
空文字列(なにも入っていない文字列)は、長さが0になります。これは「からもじれつ」と読みます。
val empty = ""
println(empty.length)
0
また、スペースがある場合はちゃんと1文字としてカウントされます。
val space = " "
println(space.length)
1
このように、見た目にはなにもないように見えても、プログラムではちゃんと文字として扱われることを覚えておきましょう。
6. ユーザーが入力した文字列の長さをチェックする
文字数の長さを調べるのは、ユーザーが入力したテキストのチェックにも使えます。たとえば、「名前は10文字以内にしてください」というルールがあるとき、lengthを使って確認できます。
val name = "たなかたろう"
if (name.length > 10) {
println("名前が長すぎます")
} else {
println("OKです")
}
OKです
このように、lengthを条件文と組み合わせることで、入力チェックなどにも活用できます。
7. Kotlinで文字列操作をする第一歩として覚えよう
文字列の長さを調べるというのは、Kotlinで文字列を扱ううえでとても基本的で大切な操作です。
将来的には、文字列を部分的に取り出したり、特定の条件で動かしたりといった操作にも使われることがあるので、まずはこのlengthプロパティをしっかり理解しておきましょう。