カテゴリ: Kotlin 更新日: 2025/11/04

Kotlinの文字列操作まとめ!初心者が覚えるべきポイントをやさしく解説

Kotlinの文字列操作まとめ!初心者が覚えるべきポイント
Kotlinの文字列操作まとめ!初心者が覚えるべきポイント

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Kotlinで文字列のいろんな操作があると聞きましたが、どれから覚えたらいいですか?」

先生

「Kotlinでは文字列を扱う便利な機能がたくさんあります。まずは基本的な操作から順番に覚えるとよいでしょう。」

生徒

「基本的な操作って、具体的にはどんなものですか?」

先生

「文字列の結合・比較・一部を取り出す・繰り返す・長さを調べる・ループ処理などがありますよ。今回はそれらをまとめて紹介しますね!」

1. Kotlinで文字列を結合するには?

1. Kotlinで文字列を結合するには?
1. Kotlinで文字列を結合するには?

Kotlinでは、+演算子やStringBuilderテンプレート文字列などを使って文字列を結合できます。文字列結合とは、複数の文字列をつなげてひとつの文にすることです。


fun main() {
    val firstName = "田中"
    val lastName = "太郎"
    val fullName = firstName + lastName
    println(fullName)
}

田中太郎

2. 文字列の一部を取り出すsubstringとは?

2. 文字列の一部を取り出すsubstringとは?
2. 文字列の一部を取り出すsubstringとは?

文字列から特定の部分だけを抜き出したいときは、substringを使います。これは文字列の中から「ここからここまで」と範囲を指定して取り出す操作です。


fun main() {
    val message = "こんにちはKotlin"
    val part = message.substring(0, 5)
    println(part)
}

こんにちは

3. Kotlinで文字列の長さを調べるlength

3. Kotlinで文字列の長さを調べるlength
3. Kotlinで文字列の長さを調べるlength

lengthは文字列の「文字数」を知るために使います。文字数がわかると、処理をループするときや範囲を決めるときに役立ちます。


fun main() {
    val word = "Kotlin"
    println(word.length)
}

6

4. 文字列を繰り返すrepeat関数

4. 文字列を繰り返すrepeat関数
4. 文字列を繰り返すrepeat関数

文字列を何回も繰り返したいときにはrepeat関数を使います。「同じ文字を何回も使いたい」ときに便利です。


fun main() {
    val stars = "*".repeat(10)
    println(stars)
}

**********

5. Kotlinで文字列を1文字ずつ処理する方法(for文・forEach)

5. Kotlinで文字列を1文字ずつ処理する方法(for文・forEach)
5. Kotlinで文字列を1文字ずつ処理する方法(for文・forEach)

文字列を1文字ずつ処理したいときは、for文forEachを使います。例えば「すべての文字を表示したい」ときに使えます。


fun main() {
    val text = "Hello"
    for (c in text) {
        println(c)
    }
}

H
e
l
l
o

また、forEachも同様の処理ができます。


fun main() {
    val text = "Kotlin"
    text.forEach {
        println(it)
    }
}

6. Kotlinで文字列を比較する方法(==とcompareTo)

6. Kotlinで文字列を比較する方法(==とcompareTo)
6. Kotlinで文字列を比較する方法(==とcompareTo)

文字列が同じかどうかを調べるときは==compareToを使います。==は「内容が同じかどうか」を調べる方法で、よく使われます。


fun main() {
    val a = "Kotlin"
    val b = "Kotlin"
    println(a == b) // true
}

true

compareToは、文字列同士を比較して「大きい」「小さい」「同じ」を数値で返す方法です。ソートや並び順を扱うときに使われます。


fun main() {
    val a = "apple"
    val b = "banana"
    println(a.compareTo(b))
}

-1

7. 空文字かどうかを調べるisEmptyとisBlank

7. 空文字かどうかを調べるisEmptyとisBlank
7. 空文字かどうかを調べるisEmptyとisBlank

何も入っていない文字列(空文字)を判定したいときはisEmpty、空白だけの文字列を調べたいときはisBlankを使います。


fun main() {
    val empty = ""
    val blank = "   "
    println(empty.isEmpty())  // true
    println(blank.isBlank())  // true
}

8. 大文字・小文字を変換するtoUpperCaseとtoLowerCase

8. 大文字・小文字を変換するtoUpperCaseとtoLowerCase
8. 大文字・小文字を変換するtoUpperCaseとtoLowerCase

文字列をすべて大文字や小文字に変えたいときは、toUpperCasetoLowerCaseを使います。検索などで使うと便利です。


fun main() {
    val word = "Kotlin"
    println(word.toUpperCase())
    println(word.toLowerCase())
}

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