Kotlinの文字列操作まとめ!初心者が覚えるべきポイントをやさしく解説
生徒
「Kotlinで文字列のいろんな操作があると聞きましたが、どれから覚えたらいいですか?」
先生
「Kotlinでは文字列を扱う便利な機能がたくさんあります。まずは基本的な操作から順番に覚えるとよいでしょう。」
生徒
「基本的な操作って、具体的にはどんなものですか?」
先生
「文字列の結合・比較・一部を取り出す・繰り返す・長さを調べる・ループ処理などがありますよ。今回はそれらをまとめて紹介しますね!」
1. Kotlinで文字列を結合するには?
Kotlinでは、+演算子やStringBuilder、テンプレート文字列などを使って文字列を結合できます。文字列結合とは、複数の文字列をつなげてひとつの文にすることです。
fun main() {
val firstName = "田中"
val lastName = "太郎"
val fullName = firstName + lastName
println(fullName)
}
田中太郎
2. 文字列の一部を取り出すsubstringとは?
文字列から特定の部分だけを抜き出したいときは、substringを使います。これは文字列の中から「ここからここまで」と範囲を指定して取り出す操作です。
fun main() {
val message = "こんにちはKotlin"
val part = message.substring(0, 5)
println(part)
}
こんにちは
3. Kotlinで文字列の長さを調べるlength
lengthは文字列の「文字数」を知るために使います。文字数がわかると、処理をループするときや範囲を決めるときに役立ちます。
fun main() {
val word = "Kotlin"
println(word.length)
}
6
4. 文字列を繰り返すrepeat関数
文字列を何回も繰り返したいときにはrepeat関数を使います。「同じ文字を何回も使いたい」ときに便利です。
fun main() {
val stars = "*".repeat(10)
println(stars)
}
**********
5. Kotlinで文字列を1文字ずつ処理する方法(for文・forEach)
文字列を1文字ずつ処理したいときは、for文やforEachを使います。例えば「すべての文字を表示したい」ときに使えます。
fun main() {
val text = "Hello"
for (c in text) {
println(c)
}
}
H
e
l
l
o
また、forEachも同様の処理ができます。
fun main() {
val text = "Kotlin"
text.forEach {
println(it)
}
}
6. Kotlinで文字列を比較する方法(==とcompareTo)
文字列が同じかどうかを調べるときは==やcompareToを使います。==は「内容が同じかどうか」を調べる方法で、よく使われます。
fun main() {
val a = "Kotlin"
val b = "Kotlin"
println(a == b) // true
}
true
compareToは、文字列同士を比較して「大きい」「小さい」「同じ」を数値で返す方法です。ソートや並び順を扱うときに使われます。
fun main() {
val a = "apple"
val b = "banana"
println(a.compareTo(b))
}
-1
7. 空文字かどうかを調べるisEmptyとisBlank
何も入っていない文字列(空文字)を判定したいときはisEmpty、空白だけの文字列を調べたいときはisBlankを使います。
fun main() {
val empty = ""
val blank = " "
println(empty.isEmpty()) // true
println(blank.isBlank()) // true
}
8. 大文字・小文字を変換するtoUpperCaseとtoLowerCase
文字列をすべて大文字や小文字に変えたいときは、toUpperCaseやtoLowerCaseを使います。検索などで使うと便利です。
fun main() {
val word = "Kotlin"
println(word.toUpperCase())
println(word.toLowerCase())
}
KOTLIN
kotlin