カテゴリ: Kotlin 更新日: 2026/03/15

KotlinのtoInt・toDoubleの使い方をやさしく解説!文字列から数値に変換する方法

Kotlinの文字列を数値に変換するtoInt・toDoubleの使い方
Kotlinの文字列を数値に変換するtoInt・toDoubleの使い方

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Kotlinで、数字っぽい文字列を本物の数字にするにはどうしたらいいですか?」

先生

「とても良いところに気がつきましたね。Kotlinでは、toInt()toDouble()というメソッドを使って、文字列を整数や小数に変えることができますよ。」

生徒

「なるほど!それって難しいんですか?」

先生

「いえいえ、とても簡単です!具体的な使い方を見ていきましょう!」

1. Kotlinで文字列から数値に変換する基本

1. Kotlinで文字列から数値に変換する基本
1. Kotlinで文字列から数値に変換する基本

Kotlin(ことりん)では、データには「型(かた)」という種類があります。文字としての"100"(String型)と、計算ができる数字の100(Int型)は、見た目は似ていてもコンピュータにとっては別物です。

たとえば、ユーザーがアプリの入力フォームに「25」と打ち込んだとき、プログラムはそれをまず「文字」として受け取ります。この「文字」のままだと、足し算や引き算などの計算ができません。そこで、文字列を数値データに変換するという作業が必要になります。

初心者の方向けに、まずは簡単なイメージをコードで見てみましょう。


fun main() {
    val textAge = "25" // これは「文字」
    
    // 文字列を整数(Int)に変換!
    val numAge = textAge.toInt() 
    
    // 数値になったので計算ができるようになります
    println(numAge + 1) // 26 と表示される
}

このように、.toInt()(整数へ)や.toDouble()(小数へ)という命令(メソッド)を文字列の後ろにつけるだけで、簡単に「計算可能な数字」へと変えることができます。これがKotlinにおける数値変換の第一歩です。

2. toInt()の使い方 ― 文字列を「計算できる整数」に変換する

2. toInt()の使い方 ― 文字列を「計算できる整数」に変換する
2. toInt()の使い方 ― 文字列を「計算できる整数」に変換する

プログラミングをしていると、ユーザーが入力した数字や、ファイルから読み込んだ数字が、計算できない「文字(String型)」として扱われることがよくあります。たとえば、"100"という文字に 1 を足しても、そのままでは 101 にはなりません。計算機として正しく動作させるには、文字を整数(int型)に変換する必要があります。

そこで登場するのが toInt() です。これを使うと、小数点のないスッキリした数字(整数)に作り変えることができます。数学で使う「123」や「0」、マイナスの「-50」などがこれにあたります。

まずは、最もシンプルな書き方を見てみましょう:


fun main() {
    // ダブルクォーテーションで囲まれた "123" はただの「文字」
    val textNumber = "123"
    
    // toInt() を使って「計算できる数字」に変換!
    val realNumber = textNumber.toInt()
    
    // 数字になったので、算数の計算ができるようになります
    val result = realNumber + 10
    
    println("計算結果: " + result)
}

実行結果:


計算結果: 133

このプログラムでは、最初はただの文字だった "123"toInt() で数値データに変換しています。そのおかげで、後ろに続く + 10 という足し算が正しく行われ、結果として 133 が表示されました。

もし変換せずに "123" + 10 と書こうとすると、エラーになったり、文字がくっついて 12310 になってしまったりしますが、toInt() を一挟みするだけで、コンピュータはそれを「数」として認識してくれるようになります。初心者の方が最初につまずきやすい「文字と数字の違い」を解決する、魔法の呪文のような機能です。

3. toDouble()の使い方 ― 小数の文字列を変換する

3. toDouble()の使い方 ― 小数の文字列を変換する
3. toDouble()の使い方 ― 小数の文字列を変換する

toDouble()は、文字列を小数(double型)に変えるときに使います。小数とは、「3.14」や「0.5」などのように、小数点がある数のことです。


fun main() {
    val text = "3.14"
    val number = text.toDouble()
    println(number * 2)
}

実行結果:


6.28

このように、文字列"3.14"toDouble()で小数に変えて、計算に使うことができます。

4. 変換できない文字列に注意しよう

4. 変換できない文字列に注意しよう
4. 変換できない文字列に注意しよう

ここでひとつ注意点があります。もし"abc"のような、数字ではない文字をtoInt()toDouble()で変換しようとすると、プログラムが途中で止まってしまいます。


fun main() {
    val text = "abc"
    val number = text.toInt()
    println(number)
}

実行すると、エラーが出ます:


Exception in thread "main" java.lang.NumberFormatException: For input string: "abc"

このように、数字として読めない文字列を変換しようとするとNumberFormatException(ナンバーフォーマットエクセプション)というエラーが出ます。これは「数値の形式が間違っています」という意味のエラーです。

5. 安全に変換するには? toIntOrNull()とtoDoubleOrNull()

5. 安全に変換するには? toIntOrNull()とtoDoubleOrNull()
5. 安全に変換するには? toIntOrNull()とtoDoubleOrNull()

文字列が正しい数字かどうか分からないときは、toIntOrNull()toDoubleOrNull()を使うと便利です。これらは、変換できないときにエラーを出す代わりに、null(ヌル)を返してくれます。

つまり、失敗してもプログラムが止まらないのです。


fun main() {
    val text = "abc"
    val number = text.toIntOrNull()
    
    if (number != null) {
        println("変換できました: $number")
    } else {
        println("数値に変換できませんでした。")
    }
}

実行結果:


数値に変換できませんでした。

toIntOrNull()toDoubleOrNull()を使えば、安全に文字列をチェックしてから変換できます。

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6. どんなときに使うの?文字列から数値変換の活用シーン

6. どんなときに使うの?文字列から数値変換の活用シーン
6. どんなときに使うの?文字列から数値変換の活用シーン

たとえば、Webフォームやアプリの入力欄では、ユーザーが入力した値は最初は文字列として受け取ります。でも、「年齢」や「料金」などの数字として扱いたい場合は、数値に変換する必要があります。

次のようなシーンで使われます:

  • ユーザーが入力した「年齢」を整数にして年齢制限チェック
  • 「商品の価格」を文字列から小数にして合計金額を計算
  • CSVファイルなどから読み込んだ文字列データを数値に変換

Kotlinでの数値変換は、現実のアプリ開発でとてもよく使う基本テクニックです。

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