カテゴリ: Kotlin 更新日: 2025/10/22

Kotlinの文字列を置換するreplace()の使い方を初心者向けにやさしく解説

Kotlinの文字列を置換するreplace()の使い方
Kotlinの文字列を置換するreplace()の使い方

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Kotlinで、文字列の中の一部を別の文字に変えたいときって、どうすればいいんですか?」

先生

「Kotlinではreplace()というメソッドを使えば、文字列の一部を別の文字や単語に置き換えることができますよ。」

生徒

「なるほど!でも実際にどう書けばいいのか教えてほしいです!」

先生

「もちろんです。それでは、replace()の使い方を順番に見ていきましょう!」

1. replace()メソッドとは?

1. replace()メソッドとは?
1. replace()メソッドとは?

replace()(リプレイス)は、文字列の中の「ある文字」や「ある言葉」を別の内容に置き換えるためのメソッドです。置換(ちかん)ともいいます。たとえば「東京」という言葉を「大阪」に変えたいときなどに使えます。

文字列の編集や修正をしたいときにとても便利な機能です。

2. 文字を置き換える基本的な使い方

2. 文字を置き換える基本的な使い方
2. 文字を置き換える基本的な使い方

まずは、文字を1つだけ別の文字に置き換える基本的な使い方から見てみましょう。


fun main() {
    val original = "あいうえお"
    val replaced = original.replace("い", "え")
    println(replaced)
}

あえうえお

この例では、「い」が「え」に置き換わっています。文字列の中から「い」という文字を探して、見つかったら「え」に変えてくれるという動きです。

3. 単語を置き換える例

3. 単語を置き換える例
3. 単語を置き換える例

文字1つだけでなく、単語ごと置き換えることもできます。


val text = "東京に行きます。東京は楽しいです。"
val result = text.replace("東京", "大阪")
println(result)

大阪に行きます。大阪は楽しいです。

このように、replace()は対象の言葉が複数回出てきても、すべてまとめて置き換えてくれます。

4. スペースや記号も置き換えられる

4. スペースや記号も置き換えられる
4. スペースや記号も置き換えられる

replace()は、文字や単語だけでなく、空白(スペース),などの記号も置き換えることができます。


val csv = "りんご,みかん,バナナ"
val spaced = csv.replace(",", " ")
println(spaced)

りんご みかん バナナ

カンマをスペースに置き換えることで、文章の見た目を変えることができます。CSV(カンマ区切り)を表示用に整えるときに便利です。

5. 特定の文字だけ1つだけ置き換えたい場合

5. 特定の文字だけ1つだけ置き換えたい場合
5. 特定の文字だけ1つだけ置き換えたい場合

replaceFirst()というメソッドを使えば、最初の1つだけを置き換えることができます。


val text = "りんごとりんごとみかん"
val once = text.replaceFirst("りんご", "バナナ")
println(once)

バナナとりんごとみかん

このように、最初に見つかった「りんご」だけが「バナナ」に置き換えられています。

6. 大文字・小文字の区別に注意しよう

6. 大文字・小文字の区別に注意しよう
6. 大文字・小文字の区別に注意しよう

文字列を置き換えるときは、大文字と小文字は区別されるので注意が必要です。


val text = "Apple apple APPLE"
val result = text.replace("apple", "オレンジ")
println(result)

Apple オレンジ APPLE

この例では、「apple」だけが置き換えられています。「Apple」や「APPLE」はそのままです。

大文字・小文字を区別せずに置き換えたい場合は、少し工夫が必要ですが、まずはこの基本の仕組みを覚えましょう。

7. ユーザー入力に対して文字を置換する活用例

7. ユーザー入力に対して文字を置換する活用例
7. ユーザー入力に対して文字を置換する活用例

replace()は、ユーザーが入力した文章やデータを修正したり、禁止ワードを伏せ字にしたりするときにも活躍します。


val input = "このアプリはダメです"
val sanitized = input.replace("ダメ", "※※")
println(sanitized)

このアプリは※※です

このように、特定の言葉を別の言葉に差し替えることで、安全に文章を表示できます。アプリ開発ではよく使われるテクニックです。

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