カテゴリ: Kotlin 更新日: 2025/10/24

Kotlinの大文字・小文字を変換する方法を解説!初心者でもわかる文字列操作

Kotlinの大文字・小文字を変換する方法(toUpperCase/toLowerCase)
Kotlinの大文字・小文字を変換する方法(toUpperCase/toLowerCase)

先生と生徒の会話形式で理解しよう

生徒

「Kotlinで文字を全部大文字や小文字に変える方法ってありますか?」

先生

「はい、KotlinではtoUpperCasetoLowerCaseというメソッドを使えば簡単に文字の大文字・小文字を変換できますよ。」

生徒

「それってどうやって使うんですか?難しくないですか?」

先生

「とても簡単ですよ!では実際にKotlinのコードで使い方を見ていきましょう!」

1. Kotlinで文字列を大文字に変換する方法(toUpperCase)

1. Kotlinで文字列を大文字に変換する方法(toUpperCase)
1. Kotlinで文字列を大文字に変換する方法(toUpperCase)

Kotlin(コトリン)では、文字列をすべて大文字に変換したいときに、toUpperCaseというメソッドを使います。これは英語で「大文字にする」という意味です。

たとえば、英単語「hello(こんにちは)」を全部大文字の「HELLO」にしたいときに使えます。

実際のKotlinのサンプルコードを見てみましょう。


fun main() {
    val text = "hello world"
    val upperText = text.uppercase()
    println(upperText)
}

このコードを実行すると、次のような出力になります。


HELLO WORLD

uppercase()は、文字列全体を大文字に変換してくれます。以前はtoUpperCase()というメソッド名も使われていましたが、現在はuppercase()が推奨されています。

2. Kotlinで文字列を小文字に変換する方法(toLowerCase)

2. Kotlinで文字列を小文字に変換する方法(toLowerCase)
2. Kotlinで文字列を小文字に変換する方法(toLowerCase)

逆に、すべて小文字にしたい場合は、toLowerCaseではなく、今はlowercase()を使います。

たとえば、「HELLO WORLD」という大文字の文字列を「hello world」という小文字にしたいときに使えます。


fun main() {
    val text = "HELLO WORLD"
    val lowerText = text.lowercase()
    println(lowerText)
}

実行結果は以下のようになります。


hello world

lowercase()は、すべての文字を小文字に変換します。Kotlinでは、このように文字の見た目を自由に変えることができます。

3. 旧メソッドとの違い:toUpperCaseとuppercaseの違いとは?

3. 旧メソッドとの違い:toUpperCaseとuppercaseの違いとは?
3. 旧メソッドとの違い:toUpperCaseとuppercaseの違いとは?

Kotlinでは昔からtoUpperCase()toLowerCase()というメソッドがありましたが、最近のバージョンではuppercase()lowercase()の使用が推奨されています。

その理由は、「ロケール(地域設定)」に関係しています。たとえば、英語では問題なくても、トルコ語などでは大文字・小文字のルールが異なるため、ロケールを指定できるように改善されたのです。

ちなみに、下のようにロケールを指定することもできます。


import java.util.Locale

fun main() {
    val text = "i̇stanbul"
    val result = text.uppercase(Locale("tr"))
    println(result)
}

このコードでは、トルコ語("tr")のルールで大文字に変換するように指定しています。結果は「İSTANBUL」となり、通常の変換とは異なることがわかります。

4. 応用編:ユーザーの入力を大文字・小文字にそろえる

4. 応用編:ユーザーの入力を大文字・小文字にそろえる
4. 応用編:ユーザーの入力を大文字・小文字にそろえる

文字の大文字・小文字を変える処理は、ユーザーの入力を扱うときにとても役立ちます。たとえば、「YES」「Yes」「yes」などのバラバラな入力をすべて小文字に変えて比較することで、正確な判定ができます。


fun main() {
    print("文字を入力してください: ")
    val input = readln()
    if (input.lowercase() == "yes") {
        println("「はい」と入力されました")
    } else {
        println("「はい」以外が入力されました")
    }
}

このように、すべて小文字に変えてから判定することで、ユーザーが「YES」でも「yes」でも、正しく処理することができます。

5. Kotlinでの文字列操作は初学者にもやさしい

5. Kotlinでの文字列操作は初学者にもやさしい
5. Kotlinでの文字列操作は初学者にもやさしい

Kotlinでは文字列を扱う方法がとてもシンプルで、初心者でも安心して使えます。uppercase()lowercase()はその代表例で、「文字をそろえたい」というときにすぐに使える便利なメソッドです。

英語や日本語に限らず、国ごとのルールを考慮した変換もできるため、世界中で使えるアプリを作るときにも役立ちます。

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