KotlinのObserverパターンの基本!初心者向けにデータの監視と更新をやさしく解説
生徒
「Kotlinで、あるデータが変わったら自動で画面を更新してくれる仕組みって作れますか?」
先生
「はい、KotlinではObserverパターンという設計の考え方を使うと、それが簡単に実現できますよ。」
生徒
「Observerって何ですか?難しそうです…」
先生
「安心してください。Observerパターンは、『誰かが見張っていて、変化があったら教えてくれる』というシンプルな仕組みです。一緒に学んでいきましょう!」
1. Observerパターンとは?
Observer(オブザーバー)パターンとは、「あるデータが変わったときに、それを見ている人たちに通知する」という仕組みです。
たとえば、天気予報アプリで気温が変わったら、画面上の表示も自動で変わるような仕組みに使われます。
このように、データの変更を自動で検知して反映するのがObserverパターンの目的です。
2. ObserverとSubjectの関係
Observerパターンでは、主に次の2つの登場人物がいます。
- Subject(サブジェクト):監視されるデータを持つ存在。通知を出す役。
- Observer(オブザーバー):通知を受け取る側。変化に反応する。
たとえば、YouTubeのチャンネル登録と同じように、「登録されたら通知する」という考え方です。
3. KotlinでObserverパターンを実装する基本構成
Kotlinでは、インターフェース(決まりごと)を使ってObserverパターンを実装します。
まずは、Observerのインターフェースを定義します。
interface Observer {
fun onDataChanged(newData: String)
}
次に、データを持って通知を出すSubjectを定義します。
class DataHolder {
private val observers = mutableListOf<Observer>()
var data: String = ""
set(value) {
field = value
notifyObservers()
}
fun addObserver(observer: Observer) {
observers.add(observer)
}
private fun notifyObservers() {
for (observer in observers) {
observer.onDataChanged(data)
}
}
}
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4. 実際に使ってみよう!
では、作ったObserverパターンのしくみを使って、データが変わったときに自動で通知される動きを見てみましょう。
class MyObserver : Observer {
override fun onDataChanged(newData: String) {
println("データが更新されました: $newData")
}
}
fun main() {
val dataHolder = DataHolder()
val observer = MyObserver()
dataHolder.addObserver(observer)
dataHolder.data = "こんにちは"
dataHolder.data = "Kotlin楽しい!"
}
データが更新されました: こんにちは
データが更新されました: Kotlin楽しい!
5. Observerパターンが使われる場面
Observerパターンは、以下のような場面でよく使われています。
- アプリの画面表示の自動更新
- センサー情報のリアルタイム反映
- チャットのメッセージ通知
- ゲームでの状態変化の反映
データの変化に素早く反応したいときに、とても便利です。
6. Observerパターンの仕組みを簡単に例えると?
Observerパターンは、「郵便受けに手紙が届いたら知らせてくれる仕組み」と考えると分かりやすいです。
手紙が届くたびにポストを開けて確認する必要がなく、自動で教えてもらえるのでとても便利です。
7. LiveDataとの違いって?
実は、Androidでよく使われるLiveDataも、Observerパターンに基づいています。
LiveDataは、データの変更を自動で監視し、画面に通知する仕組みをもっと簡単にしてくれるクラスです。
Observerパターンの考え方を理解しておくと、LiveDataもスムーズに使えるようになります。
8. Observerパターンを使うときの注意点
- Observerを登録し忘れると通知が届かない
- 大量のObserverを登録しすぎると、動作が重くなることがある
- 通知のタイミングが多すぎると、無駄な処理が増える可能性がある
必要なタイミングで、必要な範囲だけに通知するように設計するのがポイントです。